古着は、他にはない一点物の魅力や独特の風合いが楽しめるだけでなく、環境にも優しいサステナブルな選択として注目されています。
しかし、初心者にとっては「どんなアイテムを選べばいいのか」「どのブランドが人気なのか」といった疑問がつきものです。
古着の世界をもっと楽しむためには、定番アイテムやブランドの特徴を押さえ、自分に合った選び方を知ることが重要です。
この記事では、古着の定番アイテムや人気ブランド、選び方のポイントや注意点について、初心者でもわかりやすく解説します。
ぜひ参考にして、自分だけの特別な一着を見つけてみてください!
目次
古着が人気の理由
近年、古着の人気が高まっている理由のひとつに、個性を重視するファッションのトレンドがあります。
大量生産品が多い現代において、ヴィンテージ特有の一点物の魅力が注目されています。
また、環境問題への関心の高まりも背景のひとつ。
古着を購入することは、使い捨て文化からの脱却やサステナビリティを意識したライフスタイルの一環として支持されています。
さらに、古着には時代を超えて愛されるデザインや独特の風合いがあり、他では手に入らない特別感があるのも魅力です。
定番アイテムとブランドを知る重要性
古着の世界は初心者には少し難解に感じられるかもしれませんが、定番アイテムやブランドを知ることで、その魅力をより深く理解しやすくなります。
たとえば、リーバイスのデニムやチャンピオンのスウェットなど、長い歴史を持つアイテムは品質だけでなく背景にあるストーリーも楽しむことができます。
また、定番アイテムは初心者でも取り入れやすく、ファッションの基本となるため、自分らしいコーディネートを組む際の土台として最適です。
古着の定番アイテムとは?
定番アイテムの特徴
古着の定番アイテムは、時代を超えて愛され続ける普遍的なデザインと、長く使える高品質な素材や縫製が特徴です。
これらのアイテムは流行に左右されず、いつの時代でもファッションの基本として取り入れることができます。
- 普遍的なデザイン
デニムジャケットやバンドTシャツなど、デザインがシンプルで着回しやすいものが多いです。これらのアイテムはどんなコーディネートにも馴染み、トレンドが変わっても廃れることがありません。 - 高品質な素材や縫製
古着の多くは、現在の大量生産品とは異なり、しっかりとした素材と丁寧な縫製が施されています。例えば、デニムやレザーなど耐久性の高い素材が使われているアイテムは、長年愛用できる点が魅力です。さらに、使い込むほど味わいが増すのも古着ならではの特徴です。
古着の定番アイテムリスト
以下に、初心者にもわかりやすい古着の定番アイテムをリストアップします。
それぞれのアイテムには、代表的なブランドやモデルが存在し、アイテム選びの指針となります。
- デニムジャケット
古着の中でも特に人気が高いのがデニムジャケット。リーバイスの「TYPE I」「TYPE II」「TYPE III」やLeeの「101J」などが代表的なモデルです。シンプルなデザインと耐久性があり、どんなスタイルにもマッチします。 - ヴィンテージTシャツ
バンドTシャツや広告Tシャツは、コレクターズアイテムとしても注目されています。ロックバンドのツアーTシャツや、企業のプロモーション用Tシャツなど、ユニークなデザインが魅力です。 - ミリタリーアイテム
ミリタリー由来の古着は、機能性と無骨なデザインで人気です。M-65ジャケットやフィールドパンツは、その実用性からも多くの支持を集めています。カラーはオリーブやカーキが主流で、ストリートからアウトドアまで幅広いシーンで活躍します。 - ワークウェア
カバーオールやオーバーオールは、耐久性が高く実用的なアイテムです。特に、CarharttやDickiesなどのブランドが人気で、ヴィンテージ市場でも高い評価を受けています。シンプルでありながら、独特の雰囲気を醸し出します。 - レザージャケット
ライダースジャケットやヴィンテージレザーは、無骨で力強い印象を与えます。Schott(ショット)やVanson(バンソン)のライダースは特に有名で、経年変化で生まれる独特の風合いも魅力です。 - ニット・セーター
アランニットやカーディガンなど、秋冬に欠かせないアイテムです。ハンドメイド感のあるアランニットや、クラシックなデザインのカーディガンは、温かみのあるコーディネートに最適です。特に北欧やアイルランド産のアイテムは高い人気を誇ります。
これらのアイテムは、古着初心者でも取り入れやすく、コーディネートの幅を広げることができます。
また、それぞれのアイテムに込められた歴史や背景を知ることで、さらに古着の魅力を楽しむことができるでしょう。
古着の定番ブランド
アメリカ発の定番ブランド
- Levi's(リーバイス)
ヴィンテージデニムの代名詞として知られるリーバイスは、古着市場で常に注目されています。特に501XXや505といったヴィンテージジーンズは、その希少性とデザイン性で多くのファンを魅了しています。また、Gジャン(デニムジャケット)も人気が高く、タイプ1、タイプ2、タイプ3といったモデルが古着愛好家にとっての定番です。 - Champion(チャンピオン)
リバースウィーブスウェットで有名なChampionは、古着市場での定番ブランドです。耐久性の高いスウェットシャツやパーカーは、シンプルながらも一枚で存在感を発揮します。ヴィンテージ品の中には、現在では手に入らないロゴやプリントが施されたものも多く、コレクターズアイテムとしても注目されています。 - Carhartt(カーハート)
ワークウェアの名品として知られるCarharttは、古着市場でもその頑丈な作りと機能的なデザインで根強い人気を誇ります。特に、ダック生地を使用したジャケットやオーバーオールは、使い込むほど味わいが増し、古着ならではの魅力を感じさせます。 - Ralph Lauren(ラルフローレン)
上品でクラシックなスタイルを提供するRalph Laurenは、ポロシャツやセーターなどが特に人気です。ヴィンテージ市場では、大胆なデザインや柄物のセーター、アメリカントラッドなアイテムが注目されています。シンプルな中に高級感を感じさせるデザインが特徴です。
ヨーロッパ発の定番ブランド
- Burberry(バーバリー)
トレンチコートの代名詞であるBurberryは、ヴィンテージ市場でも人気の高いブランドです。クラシックなチェック柄を取り入れたスカーフやバッグなどの小物も含め、エレガントで時代を超えた魅力を持っています。特にイギリス製のヴィンテージ品は希少価値が高いです。 - Barbour(バブアー)
オイルドジャケットで有名なBarbourは、アウトドア好きやクラシックファッション愛好家に支持されています。ヴィンテージのBarbourジャケットは、その経年変化による独特の風合いが魅力で、アウトドアだけでなくタウンユースでも活躍します。 - Dr. Martens(ドクターマーチン)
シューズの定番ブランドとして名高いDr. Martensは、ヴィンテージ市場でも高い需要があります。特に8ホールや3ホールのブーツが人気で、経年劣化による味わい深い革の質感が古着としての魅力を増しています。ロックやパンクカルチャーとも結びつきが深いブランドです。
日本発の注目ブランド
- Hysteric Glamour(ヒステリックグラマー)
独自のポップカルチャーとロックテイストを融合したデザインが特徴のHysteric Glamourは、Tシャツやデニムが古着市場で特に人気です。過去のコレクションからのヴィンテージアイテムは、その独創性からコレクターにも支持されています。 - BEAMS(ビームス)
日本のセレクトショップとして有名なBEAMSは、古着市場にも積極的に関わっています。BEAMSのセレクトアイテムは、品質が高く、時代を超えたデザインが特徴です。また、BEAMSが独自にリメイクした古着も多くの支持を集めています。 - visvim(ビズビム)
高品質な素材と伝統技術を用いたヴィンテージ調デザインで人気のvisvimは、日本発のブランドの中でも高い評価を受けています。特に、フットウェアやアウターはその独自性と耐久性から古着市場でも注目されています。
古着市場で人気のあるこれらのブランドは、それぞれの歴史や背景、そして独自の魅力を持っています。
お気に入りのブランドを見つけることで、古着の楽しみ方がさらに広がることでしょう。
古着の選び方と注意点
古着選びのポイント
古着を選ぶ際は、以下のポイントを押さえることで、満足度の高い買い物ができます。
初心者でも失敗しにくい選び方のコツをご紹介します。
- サイズ感の見極め方
古着は年代やブランドによってサイズ表記が異なる場合があります。特にアメリカやヨーロッパの古着は、日本人向けサイズより大きめのものが多いです。試着をして体型に合うか確認することが重要です。また、オーバーサイズをあえて選ぶことでトレンド感を出すのもおすすめです。 - 生地や縫製の状態チェック
古着は長年使われていることが多いため、購入前に生地の傷みやほつれ、縫製がしっかりしているかを確認しましょう。特にデニムやレザーなどは劣化が目立ちにくい反面、見えにくい部分にダメージが隠れていることもあるため、丁寧にチェックすることが大切です。 - デザインの普遍性を重視
トレンドに左右されない普遍的なデザインを選ぶことで、長く着用できます。例えば、無地のスウェットやシンプルなデニムジャケットは、どんなスタイルにも合わせやすく、初心者にもおすすめのアイテムです。また、ブランドロゴやユニークなディテールが入ったデザインも、古着ならではの魅力です。
注意点
古着を購入する際には、以下の注意点を押さえることで、後悔のない買い物ができます。
- 汚れや破損のチェック
古着には長期間使用されていたものが多く、シミや汚れ、破損がある場合があります。購入前に必ず目立つ汚れや破れを確認し、自分で補修可能かどうかを判断しましょう。特にニットやレザー製品は、修復が難しい場合があるため注意が必要です。 - 偽物ブランドに注意
人気ブランドの古着は偽物が出回ることもあります。タグやロゴ、縫製の仕方など細かい部分を確認し、信頼できるショップで購入することをおすすめします。特にオンラインで購入する場合は、商品の詳細な写真やショップのレビューを確認しましょう。 - 試着の重要性
古着はアイテムごとにサイズ感が異なるため、試着が非常に重要です。特にデニムパンツやジャケットなどは、肩幅やウエストのフィット感を確認しましょう。試着することで、実際に自分の体型やスタイルに合うかを確認できます。また、オンラインで購入する際は、採寸情報を必ずチェックするようにしましょう。
古着を選ぶ際には、これらのポイントと注意点を意識することで、質の良いアイテムを見つけることができ、自分だけの特別なファッションを楽しむことができます。
初めての古着選びでも、慎重に選べばお気に入りの一着が見つかるはずです。
まとめ:古着選びの参考になる定番アイテムと人気ブランド
古着は、個性を表現できるファッションアイテムとして多くの人に愛されています。
その魅力は、他にはない一点物のデザインや、使い込まれた独特の風合い、さらには環境にも優しいサステナブルな選択肢である点にあります。
本記事では、定番アイテムや人気ブランドを紹介し、古着を選ぶ際のポイントや注意点についても解説しました。
定番アイテムとして挙げたデニムジャケットやヴィンテージTシャツ、ミリタリーアイテムは、どれも初心者でも取り入れやすく、コーディネートの幅を広げてくれるものばかりです。
また、リーバイスやバーバリーといった歴史あるブランドから、日本発の注目ブランドまで、古着市場で特に人気のあるブランドもご紹介しました。
古着を選ぶ際は、サイズ感や状態のチェックを忘れずに行い、自分のスタイルや好みに合ったアイテムを見つけることが大切です。
また、偽物ブランドや商品の劣化には注意し、信頼できるショップで購入することで安心して古着を楽しめます。
古着はただの服ではなく、その背景にあるストーリーや歴史も楽しめる魅力的なアイテムです。
ぜひこの記事を参考に、自分だけの特別な一着を見つけて、古着ファッションを思い切り楽しんでください!
PROFILE

- メンズファッション専門WEBライター
- 古着屋「BUYER'S GARMENT」を運営する元メンズアパレルデザイナー。
セレクトショップのECサイト運用担当後、WEBマーケティング業界に従事し、事業部長などのキャリアを経験。
起業後は「サーフ」「アウトドア」「スポーツ」「ストリート」などのアクティブなメンズファッションやライフスタイル情報を発信するIDEALVINCI専属ブロガーとしても活躍。「メンズ古着」「リユースファッション」などの情報も発信。
NEW CONTENTS
ブランドリリース2025.02.14Burtonの歴史と特徴【ブランドリリース】
ブランドリリース2025.02.13STONEMASTERの歴史と特徴【ブランドリリース】
ブランドリリース2025.02.09icebreakerの歴史と特徴【ブランドリリース】
ブランドリリース2025.02.06HI-TECの歴史と特徴【ブランドリリース】