自転車に乗る機会が増えてきた現代、機能性とファッション性を兼ね備えたウェアへの関心も高まりを見せています。
そんな中で注目を集めているのが、日本発のブランド「narifuri(ナリフリ)」です。
街に溶け込む洗練されたデザインと、サイクリングを快適にする機能性を両立させたアイテムは、サイクルウェアの常識を覆す革新性に満ちています。
この記事では、narifuri(ナリフリ)のブランドの起源と歴史、創業者の背景、デザインの特徴とスタイルについてご紹介します。
目次
narifuri(ナリフリ)の起源と歴史
ブランドの誕生:2007年に始まった「fashion + bicycle」の挑戦
narifuri(ナリフリ)は、2007年8月に小林一将氏によって創業されました。
ブランド名は日本語の「形振り(なりふり)」に由来し、「身なり=nari」と「振る舞い=furi」を組み合わせた造語です。
そのコンセプトは「fashion + bicycle」であり、自転車に乗る際の機能性と、街に溶け込むデザイン性を両立させることを目指しています。
創業者の小林氏はアメリカでファッションマーケティングを学び、自転車に乗る人々が快適に着られる服が少ないことに着目しました。
彼自身は熱心な自転車愛好家ではありませんでしたが、「自転車×ファッション」という新しい価値観を提案することで、独自のブランドを確立する戦略をとりました。
「自転車アパレルでありながら、自転車らしくないブランド」として創業されました。
ブランドの成長とコラボレーション
narifuri(ナリフリ)は創業以来、多くのブランドや企業とコラボレーションを行い、その独自性を高めてきました。
- 2009年:イギリスのファッションブランド「FRED PERRY」とのコラボレーションを開始。
- 2010年:ブリヂストンサイクルと協業し、自転車ブランド「HELMZ」を立ち上げ。
- 2011年8月:東京・恵比寿に直営店をオープン。
- 2015年7月:アメリカ・ニューヨークに直営店をオープン。
これらの取り組みにより、narifuri(ナリフリ)は国内外での知名度を高め、多くのファンを獲得しています。
ブランドの特徴と哲学
narifuri(ナリフリ)の最大の特徴は、自転車に乗ることを想定した機能性と、街に溶け込むデザイン性の両立です。
速乾性、伸縮性、通気性、耐久性などの機能を持つ素材を使用しながらも、スポーティすぎないデザインを追求しています。
また、製品の多くはシーズンごとに機能性とデザイン性をアップデートしながらも、大きく印象を変えるデザイン変更はあまり行わず、長く愛用できるアイテムを提供しています。
経営体制の変化と現在
2016年8月1日、ヒットユニオン株式会社が株式会社narifuriの株式を100%取得し、完全子会社化されました。
これに伴い、小林一将氏は同年7月末日で同社を退社し、新たに田辺圭二氏が代表取締役に就任しました。
現在もnarifuri(ナリフリ)は、「fashion + bicycle」というコンセプトのもと、自転車に乗ることを想定した機能性と、街に溶け込むデザイン性を兼ね備えた製品を提供し続けています。
narifuri(ナリフリ)は、自転車に乗ることを想定した機能性と、街に溶け込むデザイン性を両立させるという独自のコンセプトで、多くのファンを魅了してきました。
今後もその哲学を大切にしながら、さらなる進化を遂げていくことでしょう。
narifuri(ナリフリ)の創業者:小林一将氏の軌跡と哲学
プロフィールとブランド創設の背景
narifuri(ナリフリ)の創業者である小林一将氏は、2007年に同ブランドを立ち上げました。
彼はアメリカでファッションマーケティングを学び、その知識と経験を活かして、自転車に乗る際の機能性と街に溶け込むデザイン性を兼ね備えたアパレルブランドを創設しました。
小林氏自身は熱心な自転車愛好家ではありませんでしたが、自転車に乗る人々が快適に着られる服が少ないことに着目し、「fashion + bicycle」という新しい価値観を提案することで、独自のブランドを確立しました。
ブランドコンセプトと哲学
小林氏は、ファッションと自転車という一見異なる要素を融合させることで、日常生活に溶け込む新しいスタイルを提案しました。
narifuri(ナリフリ)は、街での生活に欠かせない二つの要素であるファッションと自転車の共存を目指し、その両立を形にするために、自転車に適した機能性と街中でも映えるデザイン性を兼ね備えたウェアを手がけています。
経営体制の変化と現在
2016年8月1日、ヒットユニオン株式会社が株式会社narifuriの株式を100%取得し、完全子会社化されました。
これに伴い、小林一将氏は同年7月末日で同社を退社し、新たに田辺圭二氏が代表取締役に就任しました。
narifuri(ナリフリ)のデザインの特徴とスタイル
「fashion + bicycle」を体現するデザイン哲学
narifuri(ナリフリ)は、2007年に創業された日本発のファッションブランドで、「fashion + bicycle」をコンセプトに掲げています。
自転車に乗る際の機能性と、街に溶け込むデザイン性を両立させることを目指し、スポーツウェアやアウトドアウェアとは一線を画すスタイルを提案しています。
自転車を連想させないデザインと高い機能性の融合
narifuri(ナリフリ)の製品は、自転車に乗ることを想定した機能性を備えつつも、見た目には自転車用と感じさせないデザインが特徴です。
速乾性、伸縮性、通気性、耐久性などの機能を持つ素材を使用しながらも、スポーティすぎないデザインを追求しています。
定番アイテムの継続的なアップデート
narifuri(ナリフリ)は、各カテゴリー内の定番製品を、シーズン毎に機能性とデザイン性をアップデートしながら発表する手法をとり、大きく印象を変えるデザイン変更はあまり行いません。
これにより、長年愛用できる上質な洋服を提供しています。
独自素材「マルチテックメッシュ」の開発
narifuri(ナリフリ)は、デザインをする上で様々なメッシュ生地を、様々な解釈で、様々な箇所に採用し、機能性とオリジナリティを追求してきました。
その中で、コットンの自然な表情を持つ「マルチテックメッシュ」を開発し、通気性や速乾性以外にも、日差し・汗染み・臭いを和らげる機能を追加しています。
ビジネスシーンへの展開「Extreme commute」ライン
2015年秋冬からは、通勤着に特化したライン「Extreme commute」を発表。
自転車通勤を想定した機能性と、ビジネスシーンに適したデザイン性を兼ね備えたスーツやジャケットなどを展開しています。
narifuri(ナリフリ)は、自転車に乗ることを想定した機能性と、街に溶け込むデザイン性を両立させるという独自のコンセプトで、多くのファンを魅了しています。
まとめ:narifuri(ナリフリ) ブランドリリース
narifuri(ナリフリ)は、「fashion + bicycle」というユニークなコンセプトのもと、機能性とファッション性を見事に融合させたアイテムを展開するブランドです。
速乾性や通気性など、自転車に乗ることを前提とした高い機能性を備えながらも、日常のスタイリングに自然と馴染むデザインは、多くのファンから支持を集めています。
また、ビジネスラインや独自素材の開発など、常に進化を続ける姿勢もnarifuri(ナリフリ)の魅力の一つです。
これからも「街と自転車をつなぐ服」として、narifuri(ナリフリ)の展開に注目が集まることでしょう。
PROFILE

- メンズファッション専門WEBライター
- 古着屋「BUYER'S GARMENT」を運営する元メンズアパレルデザイナー。
セレクトショップのECサイト運用担当後、WEBマーケティング業界に従事し、事業部長などのキャリアを経験。
起業後は「サーフ」「アウトドア」「スポーツ」「ストリート」などのアクティブなメンズファッションやライフスタイル情報を発信するIDEALVINCI専属ブロガーとしても活躍。「メンズ古着」「リユースファッション」などの情報も発信。
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