C.E(シーイー)は、日本発のストリートファッションブランドとして、独自のデザインとスタイルで国内外の注目を集めています。
その特徴的なグラフィックデザインや、現代アートとストリートカルチャーが融合したスタイル、さらには素材や品質へのこだわりが、多くのファッション愛好家から高い支持を得ています。
本記事では、C.E(シーイー)の起源と歴史、創業者の背景、デザインの特徴やスタイル、そしてその魅力について詳しくご紹介します。
目次
C.E(シーイー)の起源と歴史
C.E(シーイー)は、2011年に日本で設立されたストリートファッションブランドであり、その独自のデザインとコンセプトで国内外から高い評価を受けています。
ブランド名の由来
ブランド名「C.E」は、SF作家フィリップ・K・ディックの小説『ユービック(UBIK)』に登場する女性のタトゥー「Caveat Emptor」(ラテン語で「買い手が品質の危険性を負う」の意)に由来しています。
このフレーズを略して「CAV EMPT」、さらに短縮して「C.E」となりました。
設立者と背景
C.E(シーイー)は、グラフィックデザイナーのSKATE THING(中村晋一郎)、ブランディングを担当するToby Feltwell、そして生産・流通を担当する菱山豊の3名によって設立されました。
彼らは、ファレル・ウィリアムスとNIGO®が設立したブランド「BILLIONAIRE BOYS CLUB® / ICE CREAM™」に携わっていた経験を持ち、その後、新たな挑戦としてC.E(シーイー)を立ち上げました。
ブランドのコンセプトと特徴
C.E(シーイー)は、「Bring back Street Wear!」をテーマに掲げ、東京とロンドンのストリートカルチャーを融合させたデザインを展開しています。
フィリップ・K・ディックの作品やポストモダニズム、サスペンスやホラー、SF映画などからインスピレーションを得たグラフィックを特徴としており、高度なプリント技術によって独特の世界観を表現しています。
ブランドの歩み
2011年8月、ロンドンで初のコレクションを発表し、その後、日本国内でも展示会を開催するなど、精力的に活動を展開しました。
2013年3月には、メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京で「C.E Autumn/Winter 2013 Presentation」を開催し、注目を集めました。
さらに、2016年9月には東京・青山に初の路面店をオープンし、ブランドの世界観を直接体験できる場を提供しています。
C.E(シーイー)は、独自のグラフィックデザインとストリートカルチャーを融合させたブランドとして、日本のみならず海外でも高い評価を受けています。
その独創的なデザインとコンセプトは、多くのファッション愛好家やアーティストから支持され、現代のストリートファッションシーンにおいて欠かせない存在となっています。
C.E(シーイー) 創業者について
C.E(シーイー)は、2011年に設立された日本のメンズファッションブランドであり、その創業者は以下の3名です。
スケートシング (SKATE THING)
スケートシングは、グラフィックデザイナー、イラストレーター、DJとして幅広く活躍しています。
1980年代後半から1990年代にかけて、ストリートウェアブランドの立ち上げやデザインに携わり、特にグッドイナフ(GOODENOUGH)やア ベイシング エイプ(A BATHING APE)などのブランドでその才能を発揮しました。
彼の独特なグラフィックデザインは、C.E(シーイー)のアイテムにも色濃く反映されています。
トビー・フェルトウェル (Toby Feltwell)
トビー・フェルトウェルは、イギリス出身の音楽プロデューサーであり、ファッション業界でも多彩な経歴を持っています。
かつては、音楽レーベル「Mo' Wax」でA&Rとして活動し、その後、日本に移住してからは、ファッションブランド「Billionaire Boys Club」や「Ice Cream」の立ち上げに関与しました。
C.E(シーイー)では、ブランドのディレクションやコンセプトメイキングを担当し、その国際的な視点と経験を活かしてブランドの発展に寄与しています。
菱山 豊 (ひしやま ゆたか)
菱山豊は、ファッション業界での豊富な経験を持つ実業家であり、C.E(シーイー)の共同創業者の一人です。
彼は、ブランドの運営やビジネス面を主に担当し、スケートシングやトビー・フェルトウェルと共にブランドの成長を支えています。
その経営手腕と業界でのネットワークを活かし、C.E(シーイー)の国内外での展開に大きく貢献しています。
創業者たちの共通点とブランドへの影響
これら3名の創業者は、それぞれ異なるバックグラウンドと専門性を持ちながらも、共通してストリートカルチャーや音楽、アートに深い造詣があります。
彼らの多彩な経験と視点が融合することで、C.E(シーイー)は独自のデザインとコンセプトを持つブランドとして確立されました。
特に、スケートシングの斬新なグラフィックデザインや、トビー・フェルトウェルの国際的な視野、菱山豊の経営手腕が組み合わさることで、ブランドの個性と魅力が形成されています。
C.E(シーイー)は、スケートシング、トビー・フェルトウェル、菱山豊という異なる才能と経験を持つ3名の創業者によって設立されました。
彼らの個性と専門性が融合することで、ブランドは独自の地位を築き、国内外で高い評価を得ています。
今後も、彼らのビジョンと創造性がC.E(シーイー)のさらなる発展を導くことでしょう。
C.E(シーイー)のデザインの特徴とスタイル
C.E(シーイー)は、創業当初から独自のデザインセンスで注目を集めてきました。
その中心には、創業者の一人であるスケートシング(SKATE THING)の卓越したグラフィックデザインがあります。
彼のデザインは、サイケデリックやポップアートの要素を多分に含み、視覚的なインパクトが強く、C.E(シーイー)の個性を象徴しています。
また、ブランドのデザインには、現代アートやテクノロジーの影響も見られ、ファッションという枠を超えたユニークな世界観を築き上げています。
C.E(シーイー)の特徴的な取り組みの一つとして、コラージュ技法の採用が挙げられます。
田名網敬一やオリバー・ペインといったアーティストとのコラボレーションを通じて、商品に芸術的な要素を融合させています。
このようなコラボレーションにより、ファッションアイテムとしての価値だけでなく、アートピースとしての魅力も備えています。
C.E(シーイー)のスタイルの特徴
C.E(シーイー)のスタイルは、東京とロンドンのストリートカルチャーが融合したデザインを基盤としています。
そのため、カジュアルでありながら洗練された印象を与えるアイテムが多いのが特徴です。
また、シンプルな中にも独自のエッセンスを盛り込んでおり、性別を問わないユニセックスなデザインとして、多くのファッション愛好家に支持されています。
さらに、C.E(シーイー)は他ブランドやアーティストとの積極的なコラボレーションにより、新たなスタイルを提案しています。
たとえば、資生堂パーラーやビューティ&ユースとのコラボレーションでは、ファッションだけでなくライフスタイル全般に影響を与える商品を展開し、ブランドの多面的な魅力を広めています。
C.E(シーイー)の素材と品質へのこだわり
C.E(シーイー)は、デザイン性だけでなく、素材選びや製品の品質にも強いこだわりを持っています。
その代表例が、初のオリジナルシューズ「CAV SHOES」です。
このアイテムには、防水透湿素材「eVent」が採用されており、機能性とデザイン性を両立させた製品として話題を呼びました。
また、レザーとナイロン素材を組み合わせたアッパーデザインは、ファッション性だけでなく実用性も考慮されています。
このように、C.E(シーイー)は新しい技術や素材を積極的に取り入れることで、ブランドの先進性を常に維持しています。
その結果、現代的なストリートファッションブランドとして、他ブランドとの差別化を実現しています。
C.E(シーイー)は、独自のグラフィックデザインやコラージュ技法、最新技術を取り入れた素材選びを通じて、ファッションの枠を超えた魅力を持つブランドとして高く評価されています。
そのスタイルには、東京とロンドンのストリートカルチャーが融合した独自の世界観があり、シンプルながらも個性が際立つデザインが多くの人々を惹きつけています。
C.E(シーイー)はこれからも、進化し続けるストリートファッションブランドとして、新たなスタイルを提案していくことでしょう。
まとめ:C.E(シーイー) ブランドリリース
C.E(シーイー)は、その独創的なグラフィックデザインとストリートカルチャーを融合させたスタイルで、国内外のファッションシーンにおいて確固たる地位を築いているブランドです。
創業者たちの個性的なビジョンと、現代アートやテクノロジーを取り入れた先進的なデザインが、多くの人々を魅了しています。
さらに、素材や品質へのこだわりもC.E(シーイー)の大きな魅力の一つです。
シンプルながらも個性が際立つそのスタイルは、性別や世代を問わず幅広い層から支持されています。
今後も進化を続けるC.E(シーイー)は、ファッションの枠を超えた存在として、新たなインスピレーションを与え続けることでしょう。
PROFILE
- 古着屋「BUYER'S GARMENT」を運営する元メンズアパレルデザイナー。
セレクトショップのECサイト運用担当後、WEBマーケティング業界に従事し、事業部長などのキャリアを経験。
起業後は「サーフ」「アウトドア」「スポーツ」「ストリート」などのアクティブなメンズファッションやライフスタイル情報を発信するIDEALVINCI専属ブロガーとしても活躍。「メンズ古着」「リユースファッション」などの情報も発信。
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