日本で古くからファッションの聖地と言われる場所としては、やはり原宿が挙げられます。
流行を追いかける場所として外すことができないエリアですが、そこからはたくさんのファッションブランドのショップがオープンしてきました。
A BATHING APE(ア・ベイシング・エイプ)もそんな原宿からスタートしたブランドとして知られていて、現在では世界中で支持されています。
そこでA BATHING APE(ア・ベイシング・エイプ)がどんなブランドなのか、その成り立ちなども絡めて解説します。
目次
A BATHING APEについて
A BATHING APE(ア・ベイシング・エイプ)は日本発のストリートファッションの先駆けとして、1990年代から活躍してきたブランドです。
独特なデザインやキャラクターを展開するなど、ユニークな世界観が人気を博しています。
世界中に店舗を構えていることから様々な層から支持を集め、世界的なストリートブランドとして知られています。
熱狂的なファンも多く、まさに日本を代表するブランドの一つと言えるでしょう。
A BATHING APEの歴史
1993年、原宿にてデザイナーNIGOがNOWHEREをオープンさせたのがブランドの始まりです。
NIGOは映画猿の惑星の大ファンだったこともあり、その映画をモチーフとしてA BATHING APE(ア・ベイシング・エイプ)を設立しています。
1996年頃、裏原宿がブームになり始めたことからA BATHING APE(ア・ベイシング・エイプ)も知られるようになります。
1998年にはアイドルがA BATHING APE(ア・ベイシング・エイプ)のアイテムを着用したことにより、絶大な人気を集めていきました。
2000年になると店舗を原宿から青山へと移転させ、翌年の2001年にはレディースラインも開始します。
2010年にはカリスマモデルである月本えりをディレクターとして採用しました。
2011年にレディースラインは終了し、2012年にはAAPE BY A BATHING APE(エーエイプ・バイ・ア・ベイシング・エイプ)を立ち上げます。
こちらはヤングラインという括りで原宿店をオープンさせ、ZOZOTOWNにおいてネット販売も開始しています。
アメリカやイギリスなど世界中にも店舗を置き、高い支持を集め続けています。
創業者の活動
A BATHING APE(ア・ベイシング・エイプ)の創業者でありデザイナーのNIGOは、ミュージシャンと言う肩書も持っています。
18歳のときに西麻布のクラブでDJとしてデビューもしており、2002年にはヒップホップのグループであるTERIYAKIBOYZを結成するなど特別な経歴を持っています。
また2005年にはアルバムをリリースしています。
海外でも精力的に活動され、ミュージシャンとしてのグループ活動は当初は期間限定のつもりでしたが、その後も続けています。
2007年にシングルのリリースを機に幾多ものフェスにも参加をしており、映画ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFTの主題歌まで手掛けるまでになりました。
2016年にはEXILEのNAOTOの主演ドラマの主題歌を任されたことから共に新たなヒップホップのユニットを結成して人気を博しています。
その後はアイドルグループのプロデュースを担当するなど、ミュージシャンとしてもかなり知られた存在になりました。
A BATHING APEの特徴
裏原宿系のアパレルブランドとして登場したA BATHING APE(ア・ベイシング・エイプ)は、ストリート系のファッションです。
ブランドのイメージとして語られるのは、Tシャツに大きく猿の顔がプリントされている点です。
A BATHING APE(ア・ベイシング・エイプ)の特徴と言えば、この猿のロゴAPE HEADにあります。
こちらのロゴマークはデザイナーの中村晋一郎が考案したもので、映画の猿の惑星がモチーフになっています。
後に様々な種類の猿のロゴマークがTシャツにプリントされており、その世界観に魅了される人は世界中に広がりました。
特にラッパーなどストリートブランドをこよなく愛する人からは好まれています。
A BATHING APEの人気アイテム
1990年代から絶大な人気を集めたブランドA BATHING APE(ア・ベイシング・エイプ)は、現在でも変わらず人気を呼んでいます。
そのスタイルが独特の雰囲気を醸し出しているからでもあり、テイストに魅了されたファンの心を掴んで離さないからです。
シャークフェイスはA BATHING APE(ア・ベイシング・エイプ)のアイテムの中でも様々な層から支持されています。
シャークの名称から想像できるように、フードなどにサメの牙や鋭い眼光が施されているアイテムが多数見られます。
また戦闘機から着想を得ていることもあり、ストリート系にありがちな攻撃的な様相をしている点も見逃せないポイントです。
A BATHING APE(ア・ベイシング・エイプ)のポイントでもあるAPE HEADがさりげなくデザインとして潜んでいるエイプカモは、パッと見はカモフラージュ柄とも言うべき迷彩テイストで表現されています。
ミリタリー的な要素もふんだんに盛り込んでいることもあり、そちら方面に惹かれる人にとっては嬉しいアイテムが並んでいます。
木村拓哉が主演のドラマで着用したことで人気に火が付いたA BATHING APE(ア・ベイシング・エイプ)のチェック柄のシャツは、普段ファッションに疎い方からも話題を集めました。
ドラマに出ていたアイテムはすぐに完売するほどの人気ぶりだったと言います。
A BATHING APEとのコラボ
A BATHING APE(ア・ベイシング・エイプ)は他のブランドともコラボを積極的にしています。
近年、2021年に日本を代表するブランドCOMME des GARCONS(コムデギャルソン)とのコラボを行ったことで話題になりました。
COMME des GARCONS(コムデギャルソン)のモード的な世界観とA BATHING APE(ア・ベイシング・エイプ)の独特の世界観が融合した結果、新たな価値観を生み出すに至りました。
他にも様々なブランドとコラボしていますが、Reebok(リーボック)とは得意のスニーカーにカモフラ柄を取り入れた限定のアイテムを展開しています。
スポーツブランドのPUMA(プーマ)とのコラボ、adidas(アディダス)とUNDEFEATED(アンディフィーテッド)とのトリプルコラボでは、それぞれスニーカーを作り上げています。
ASICS Tiger(アシックス タイガー)とのコラボでは、特別なカラーでコーティングされたシューズを発表しました。
ドイツのアイウェアブランドic!berlin(アイシーベルリン)とは、サングラスを限定販売しています。
ユニセックスのアクセサリーブランドとして知られるJAM HOME MADE(ジャムホームメイド)と、ブライダルリングの作成でコラボしています。
このリングにはAPE HEADが刻印されているのが特徴です。
有名なChampion(チャンピオン)とのコラボではウェアを発表し、mastermind JAPAN(マスターマインドジャパン)とはスカジャンなどをリリースしています。
ファッションブランド以外にも様々なブランドやメーカーとコラボをしており、どれだけ注目されているのかが分かります。
A BATHING APEの公式サイト・SNS
A BATHING APE(ア・ベイシング・エイプ)の公式サイトは、https://bape.com/から見ることができます。
公式のサイトから各アイテムを購入することができますので、気になる物は選んでみるといいでしょう。
SNSもXやインスタグラム、フェイスブック、LINEなどがありますので、そちらから最新の情報を得ることが可能です。
まとめ:A BATHING APE ブランドリリース
独特な世界観を持ちながら圧倒的な支持を集めるブランドがA BATHING APE(ア・ベイシング・エイプ)です。
長く人気を呼んでいることから、そのスタイルも様々な世帯から広く知られています。
ストリートブランドに興味を感じたら一度は手に入れたいアイテムが揃っていますので、注目してみる価値があるでしょう。
PROFILE
- 古着屋「BUYER'S GARMENT」を運営する元メンズアパレルデザイナー。
セレクトショップのECサイト運用担当後、WEBマーケティング業界に従事し、事業部長などのキャリアを経験。
起業後は「サーフ」「アウトドア」「スポーツ」「ストリート」などのアクティブなメンズファッションやライフスタイル情報を発信するIDEALVINCI専属ブロガーとしても活躍。「メンズ古着」「リユースファッション」などの情報も発信。
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