DIESEL(ディーゼル)は、世界中で高い人気を誇るイタリア発のファッションブランドです。
その特徴的なデザインと独自のスタイルは、ファッション業界に革新をもたらし、多くのファンを魅了してきました。
デニムへのこだわりや個性的なデザイン哲学、さらには近年のサステナビリティへの取り組みなど、常に時代の一歩先を行くブランドとして知られています。
この記事では、DIESEL(ディーゼル)のデザインの特徴とスタイルについて詳しくご紹介します。
DIESELの起源と歴史
DIESEL(ディーゼル)は、1978年にイタリアの実業家レンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)によって設立されたファッションブランドです。
ブランド名は、世界中で同じように発音され、覚えやすいこと、そして当時新たなエネルギーとして注目されていたディーゼル燃料のように世間を活気づけたいという思いから名付けられました。
ブランドの創設と初期の展開
設立当初、DIESEL(ディーゼル)はメンズウェアのトータルコレクションを展開し、1981年にはイタリア国外への輸出を開始しました。
1984年には初のキッズライン「DIESELITO」を発表し、1989年にはレディースラインも加わり、ブランドの幅を広げていきました。
グローバル展開と旗艦店のオープン
1991年からはグローバルマーケティング戦略に基づき、広告キャンペーンを展開。
1996年にはニューヨーク、ローマ、ロンドンに初の旗艦店をオープンし、世界的なブランドとしての地位を確立しました。
日本市場にも進出し、1999年に東京と大阪に初のディーゼルストアをオープンしています。
多角的なブランド展開とコラボレーション
2000年代には、ジュエリーラインの誕生や、アディダスとのコラボレーション「adidas Originals Denim by DIESEL」の発表など、多角的なブランド展開を行いました。
また、2008年にはコンテンポラリー・コレクション「DIESEL BLACK GOLD」を発表し、ファッションの幅をさらに広げています。
近年の取り組みとサステナビリティへの注力
2020年代に入り、DIESEL(ディーゼル)はサステナビリティ戦略「FOR RESPONSIBLE LIVING(責任ある生き方)」を発表し、人々と環境に配慮した責任あるビジネス戦略の実施を正式に明言しました。
また、2020年にはグレン・マーティンスがクリエイティブ・ディレクターに就任し、新たなクリエイティブビジョンの下でブランドの進化を続けています。
DIESEL(ディーゼル)は、創業以来、革新的なデザインと大胆なマーケティング戦略で世界中のファッション愛好家を魅了してきました。
現在もそのスピリットを受け継ぎながら、サステナビリティへの取り組みや新たなクリエイティブディレクションの下で、さらなる進化を遂げています。
レンツォ・ロッソ:DIESELの創業者とその軌跡
レンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)は、イタリアの実業家であり、ファッションブランド「DIESEL(ディーゼル)」の創業者として知られています。
1955年9月15日、イタリア北東部ヴェネト州のブルギネ村に生まれ、農家の家庭で育ちました。
農村からファッション界への飛躍
15歳の時、母親のシンガーミシンを使って初めてのジーンズを製作し、友人たちに販売するなど、早くからファッションへの情熱を示していました。
その後、パドヴァのマルコーニ工科大学で工業用繊維製造を学び、ヴェネツィア大学で経済学を専攻しましたが、数カ月で中退しています。
若い頃からファッションに興味を持ち、産業織物製造学校を卒業後、自らの服作りを始めました。
DIESELの設立と独立
1978年、ロッソはパートナーと共にDIESEL(ディーゼル)を共同設立しました。
その後、1985年にはパートナーの権利を全て買い上げ、ブランドの完全な管理権を獲得し、独自のビジョンでブランドを展開していきました。
OTBグループの形成と多ブランド戦略
ロッソは、DIESEL(ディーゼル)だけでなく、他のブランドも傘下に収めることで、OTB(Only The Brave)グループを形成しました。
2002年にはメゾン・マルタン・マルジェラを、2008年にはヴィクター&ロルフを買収し、2012年にはマルニも傘下に加えました。
レンツォ・ロッソは、農村での生い立ちからファッション界の巨匠へと成長し、DIESEL(ディーゼル)を世界的なブランドへと育て上げました。
革新的なマーケティング戦略、多角的なブランド展開、そして社会貢献活動を通じて、彼の影響力はファッション業界のみならず、社会全体に広がっています。
DIESELのデザインの特徴とスタイル
DIESEL(ディーゼル)は、1978年にイタリアで設立されたファッションブランドであり、その独自のデザインとスタイルで世界中のファッション愛好家を魅了しています。
ここでは、DIESEL(ディーゼル)のデザインの特徴とスタイルについて詳述します。
デニムへのこだわり
DIESEL(ディーゼル)は、デニムウェアを中心に幅広いアパレル製品で知られています。
特にデニムに対する独自のこだわりが強く、質の良い素材使いと裁縫技術が特徴です。
デニムはラグジュアリーであり、カジュアルでもあるスタイルから人気アイテムとなっています。
個性的で斬新なデザイン
ブランドとしての地位を築き上げた今でも、個性的で斬新なデザインを提案しています。
アバンギャルドなデザインながら上質な仕立てによって上品さを出すことで、ストリートカジュアルなスタイルを実現しています。
ブランド名の由来とデザイン哲学
ブランド名は、世界中で同じように発音されて覚えやすく、当時新たなエネルギーとして注目されていたディーゼル燃料のように世間を活気づけたいという思いからつけられました。
このような背景から、DIESEL(ディーゼル)のデザインにはエネルギッシュで革新的な要素が反映されています。
最新コレクションの特徴
2020年10月8日に、DIESEL(ディーゼル)のクリエイティブ・ディレクターにグレン・マーティンスが就任し、ブランドのスタイル、コミュニケーション、インテリアデザインなど、幅広く全体のクリエイティブを統括しています。
彼の手がけるコレクションでは、デニムを中心に、素材、色、加工、グラフィックの実験を行いながら、基本はできるだけシンプルな形を保ち、人々が簡単に身につけられるようなコレクションを目指しています。
サステナビリティへの取り組み
DIESEL(ディーゼル)は、サステナビリティ戦略「FOR RESPONSIBLE LIVING(責任ある生き方)」を発表し、人々と環境に配慮した責任あるビジネス戦略の実施を正式に明言しています。
デザイン面でも、リサイクル素材の使用や持続可能な生産方法の採用など、環境への配慮がなされています。
DIESEL(ディーゼル)は、デニムへのこだわり、個性的で斬新なデザイン、エネルギッシュなブランド哲学、最新のクリエイティブディレクション、そしてサステナビリティへの取り組みを通じて、独自のスタイルを築き上げています。
これらの要素が融合し、DIESEL(ディーゼル)の魅力的なデザインとスタイルが生まれています。
まとめ:DIESEL ブランドリリース
DIESEL(ディーゼル)は、その革新的なデザインとエネルギッシュなスタイルで、ファッション界に独自の地位を築き上げてきたブランドです。
デニムを中心とした高品質なプロダクト、個性を引き立てるアバンギャルドなデザイン、そして環境に配慮したサステナブルな取り組みなど、多角的な魅力を持っています。
また、クリエイティブ・ディレクターのグレン・マーティンスによる最新のコレクションでは、シンプルさと実験的なアプローチが融合し、さらなる進化を遂げています。
DIESEL(ディーゼル)は、時代を先取りしながらも普遍的な魅力を持つデザインで、これからも多くの人々に愛され続けることでしょう。
あなたもぜひ、このブランドの魅力を体感してみてはいかがでしょうか。
PROFILE
- 古着屋「BUYER'S GARMENT」を運営する元メンズアパレルデザイナー。
セレクトショップのECサイト運用担当後、WEBマーケティング業界に従事し、事業部長などのキャリアを経験。
起業後は「サーフ」「アウトドア」「スポーツ」「ストリート」などのアクティブなメンズファッションやライフスタイル情報を発信するIDEALVINCI専属ブロガーとしても活躍。「メンズ古着」「リユースファッション」などの情報も発信。
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