この記事では、メンズファッションに欠かせない「ブーツ」について、おすすめのブランドとアイテムをご紹介します。
ブーツは、コーディネートの幅を広げ、スタイルに個性を加える重要なアイテムです。
防水性や耐久性に優れたアウトドア向けのブーツから、洗練されたデザインでフォーマルなシーンにも使えるアイテムまで、さまざまな種類があります。
ティンバーランドやレッドウィングなどの定番ブランドから、トリッカーズのような高級感あふれるブーツまで、各ブランドの魅力と特徴を詳しく解説し、あなたのスタイルにぴったりの一足を見つけるお手伝いをします。
ブーツの選び方やコーディネートのポイントも紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
メンズブーツの魅力とコーディネートのメリット
メンズブーツは、スタイルに深みと個性を加えるための強力なアイテムです。
ブーツはただの靴としての機能だけでなく、ファッションにおいて重要なアクセントとしても活用されています。
様々なシーンで活躍することができ、そのデザインや素材によってカジュアルからフォーマルまで幅広いスタイルに対応できるのが魅力です。
メンズブーツの魅力
- コーディネートの引き締め役: ブーツはパンツやトップスと組み合わせることで、全体のコーディネートを引き締め、足元に重厚感を持たせることができます。特に細身のパンツやタイトなトップスと合わせることで、視覚的なバランスが取れ、スタイリッシュな印象を与えます。
- シーズンを問わない万能性: ブーツは秋冬はもちろん、春や夏にも適したスタイルでコーディネートすることが可能です。たとえば、夏場には軽めのワークブーツやデザートブーツを選ぶことで、シンプルな装いにアクセントを加えることができます。また、防寒性を兼ね備えたブーツは冬場に重宝されるため、季節に合わせた多様なスタイリングが楽しめます。
- 種類の豊富さによるスタイルの幅: ブーツには、ワークブーツ、エンジニアブーツ、サイドゴアブーツ、マウンテンブーツ、チャッカブーツなど様々な種類があり、それぞれに適したコーディネートがあります。たとえば、ワークブーツはカジュアルなデニムスタイルに、サイドゴアブーツはスマートなスーツスタイルに合わせやすいなど、シーンやスタイルに応じた選択が可能です。
ブーツを取り入れることで得られるメリット
- スタイルの完成度を上げる: ブーツはそのデザインによって、全体のコーディネートをワンランク上のスタイルに仕上げることができます。足元にボリュームを持たせることで、視覚的なバランスを取るだけでなく、ブーツ自体が持つ「男らしさ」や「クラシックな雰囲気」を演出します。
- ファッションの多様性を楽しむ: 各種のブーツは、異なるファッションスタイルや季節ごとに応じた多様なコーディネートが可能です。これにより、同じブーツでも着こなしを変えることで様々な印象を楽しむことができます。
以上のように、メンズブーツは機能性とファッション性を兼ね備えたアイテムであり、適切に取り入れることでコーディネート全体の完成度を高めることができます。
次のセクションでは、具体的なコーディネートアイデアについて詳しく紹介していきます。
ブーツの種類別コーディネートアイデア
各種メンズブーツに合わせた具体的なコーディネートを紹介します。
ブーツの種類に応じたスタイルの選び方や組み合わせのポイントを理解することで、よりおしゃれでバランスの良い着こなしを楽しむことができます。
ワークブーツコーディネート
ワークブーツは、その名の通り労働者用にデザインされた頑丈なブーツで、カジュアルでラフなスタイルに最適です。
ワークブーツを使ったコーディネートは、アメカジスタイルが基本で、チノパンやデニムパンツとの相性が抜群です。
以下は具体的なコーディネートアイデアです。
- アメカジスタイルに合わせる
ワークブーツはアメリカンカジュアル(アメカジ)ファッションと相性が良く、ライダースジャケットやフランネルシャツと組み合わせるのが定番です。たとえば、レッドウィングのアイリッシュセッターなどのブーツをカーゴパンツやチノパンと合わせることで、武骨でワイルドな印象を演出できます。 - ラグジュアリーストリートスタイル
ワークブーツは、デニムやスキニーパンツを用いたラグジュアリーストリートスタイルにもよく合います。トップスにはシンプルな無地のTシャツやオーバーサイズのスウェットを選び、足元にインパクトのあるワークブーツを合わせることで、シンプルながらも目を引くコーディネートを完成させます。 - シワを避ける履き方に注意
ワークブーツはしっかりとした革で作られているため、履き方によってはシワができやすいです。ブーツを長持ちさせるために、靴紐をしっかりと解いて履くことや、脱ぐ際に無理に引っ張らないことが大切です。
エンジニアブーツコーディネート
エンジニアブーツは、安全靴としてエンジニア用に開発されたもので、バックルとベルトで足首を固定するデザインが特徴です。
エンジニアブーツを使ったコーディネートは、ミリタリースタイルやバイカースタイルが適しています。
- ミリタリースタイルと合わせる
エンジニアブーツは、ミリタリージャケットやフィールドジャケットといった軍装風のアイテムと合わせると、男らしく武骨な印象を強調できます。オリーブグリーンやカーキ色のジャケットとダークカラーのエンジニアブーツを組み合わせることで、落ち着いた中にも力強さを持つスタイルが完成します。 - バイカースタイルでのコーディネート
バイカースタイルにおいても、エンジニアブーツは重要な要素です。ブラックのレザージャケットとジーンズに、エンジニアブーツを組み合わせることで、クールで迫力のある印象を与えます。バイクに乗る人だけでなく、街中でも映えるスタイルとして多くのファッション愛好者に支持されています。
サイドゴアブーツコーディネート
サイドゴアブーツは、伸縮性のあるゴアをブーツの両サイドに取り入れたデザインで、脱ぎ履きがしやすいのが特徴です。
スマートでクリーンな印象を持ち、スーツスタイルやビジネスカジュアルにも適しています。
- スマートカジュアルスタイルに合わせる
サイドゴアブーツは、テーラードジャケットやチェスターコートなどのスマートなアイテムと相性が良いです。細身のスラックスやチノパンを合わせることで、全体が引き締まった印象になります。モノトーンでまとめるとより洗練されたコーディネートに仕上がります。 - ビジネスカジュアルでの活用
サイドゴアブーツはビジネスカジュアルのコーディネートにも最適です。スーツスタイルに取り入れることで、通常の革靴とは一味違った洗練された雰囲気を演出できます。スリムフィットのスラックスと合わせると、足元にアクセントをつけつつ、オフィスでも違和感なく着こなせます。
チャッカブーツコーディネート
チャッカブーツは、くるぶし丈の高さで紐穴が少ないシンプルなデザインのブーツです。
カジュアルからビジネスカジュアルまで幅広く対応できるため、汎用性の高いアイテムです。
- カジュアルスタイルに取り入れる
チャッカブーツは、チノパンやデニムと合わせることで、カジュアルな雰囲気を引き立てます。トップスにはシンプルなセーターやシャツを選び、アウターにはトレンチコートやウールコートを合わせると、季節感を持たせた大人のカジュアルスタイルが完成します。 - ビジネスカジュアルでの着こなし
チャッカブーツは、ビジネスカジュアルにも最適です。スラックスやきれいめなジャケットと組み合わせることで、適度にカジュアル感を保ちながらも、フォーマルさを失わないスタイルに仕上がります。特にスエード素材のチャッカブーツは、柔らかい印象を持たせつつ、足元を引き締めま。
以上のように、各種ブーツの特性に合わせたコーディネートを楽しむことで、スタイルの幅を広げることができます。
正しい履き方や手入れ方法も合わせて理解することで、ブーツを長く愛用しながら、さまざまなシーンで活用できます。
シーズン別のブーツコーディネートのポイント
メンズブーツは季節ごとに異なるコーディネート方法があります。
春夏秋冬それぞれのシーズンに応じて、素材選びやスタイルのポイントを押さえることで、季節感のあるおしゃれなコーディネートを楽しむことができます。
春のブーツコーディネート
春は軽やかさを意識したコーディネートが求められます。
ワークブーツを選ぶ場合、ベージュのチノパンやカジュアルなデニムを合わせることで、足元にボリュームを出しつつも全体をスリムにまとめるとバランスが良いです。
また、カラーは春らしい明るい色を選ぶと、コーディネートに軽やかさをプラスできます。
例えば、ブラウンカラーのセットアップとワークブーツの組み合わせで、すっきりとしたカジュアルスタイルが完成します。
夏のブーツコーディネート
夏にブーツを取り入れる場合、通気性の良いスエード素材のブーツを選ぶのがポイントです。
スエードは涼しげで、砂漠地帯でも使用されることが多い素材です。
例えば、クラークスのデザートブーツは夏のカジュアルコーデにぴったりです。また、ショートブーツのような丈の短いブーツを選ぶと、熱がこもりにくく快適に過ごせます。
Tシャツとデニムの組み合わせに、スエードのショートブーツを合わせると、軽快で涼しげな夏コーデが完成します。
秋のブーツコーディネート
秋はレイヤードスタイルが楽しめる季節です。
サイドゴアブーツなどのシンプルでスリムなブーツを選び、コートやスラックスと合わせることで、大人っぽい雰囲気を演出できます。
特に、チャッカブーツのように丈が短めでスエード素材のものは、暖かみを感じさせつつもカジュアルになりすぎないため、秋のコーディネートにおすすめです。
ダークトーンのトップスやジャケットと合わせることで、季節感を出しつつも上品なスタイルが完成します。
冬のブーツコーディネート
冬は防寒性を重視しつつ、スタイルを保つことが重要です。
エンジニアブーツやマウンテンブーツなど、厚手の素材で足元に存在感を持たせるブーツが冬には最適です。
例えば、ダウンジャケットやウールコートと合わせて重厚感を出し、ボトムスにはタイトなパンツを選ぶことでバランスを保ちます。
また、ブーツインスタイルでエンジニアブーツのストラップを際立たせると、ワイルドな印象を与えつつも防寒性を高めることができます。
シーズンごとに適したブーツとコーディネートを選ぶことで、より魅力的なスタイルを楽しむことができます。
季節の変化に応じたファッションを取り入れて、おしゃれを楽しんでください。
ブーツを取り入れる際の注意点
メンズブーツをコーディネートに取り入れる際には、いくつかの重要なポイントを押さえておくことが必要です。
ブーツの形状、素材、色、スタイルに応じて適切に組み合わせることで、全体のスタイルを引き締め、よりおしゃれに見せることができます。
以下に、具体的な注意点を紹介します。
ブーツとボトムスのバランス
ブーツとボトムスの組み合わせは非常に重要です。
特に、フォルムがスリムでドレス向きのブーツ(例:サイドゴアブーツやドレスブーツ)は、細身のスラックスやスキニージーンズと合わせるのが最適です。
これにより、足元がすっきりとした印象になり、全体的なシルエットが引き締まります。
一方で、カーゴパンツやワークパンツなどの武骨なボトムスとは相性が悪く、コーディネートがちぐはぐに見えてしまう可能性があるため避けるべきです。
ボリューム感とアウターの調和
冬のコーディネートでは、ボリューミーな防寒アウターや重ね着が多くなります。
そういった場合には、厚底ブーツやボリュームのあるブーツを選ぶことで、コーディネート全体のバランスを取ることができます。
薄底のブーツではアウターの重厚感に負けてしまうため、しっかりとした足元を意識することが大切です。
ブーツの履き方に注意
ブーツの履き方にも注意が必要です。
例えば、ワークブーツを履くときは、革にシワができないよう注意することが重要です。
履く際には靴紐をしっかりと解き、ゆっくりと足を入れることで、革への負担を減らし、長く美しい状態を保つことができます。
また、ブーツインスタイルを採用する際も、パンツの裾がブーツにきれいに収まるよう調整することが求められます。
色の組み合わせと全体の統一感
ブーツとその他のアイテムの色の組み合わせも、コーディネートの成功に大きく影響します。
特に、ブラックやブラウンなどのベーシックカラーのブーツは、アウターやボトムスの色と調和するように選ぶと全体がまとまりやすくなります。
また、アンクルブーツやサイドゴアブーツのようなシンプルなデザインのブーツは、モノトーンコーデやダークトーンのアイテムと合わせると、洗練された印象を与えます。
ブーツの素材選び
素材選びも大切なポイントです。
たとえば、スエード素材のブーツは秋冬のコーディネートに暖かみを加えますが、雨の日には不向きです。
防水性の高いレザー素材のブーツを選ぶと、天候に左右されずに履きこなすことができ、実用的です。
また、エンジニアブーツのような無骨なデザインのブーツは、レザーの質感を活かし、バイカーファッションやミリタリースタイルに取り入れるとその魅力が際立ちます。
これらのポイントを守ることで、ブーツを取り入れたコーディネートの完成度を高めることができます。
スタイルに応じてブーツの選び方や合わせ方を工夫し、バランスの取れたおしゃれな装いを楽しんでください。
おすすめのブランドとアイテム
メンズブーツはさまざまなスタイルや用途に合わせた種類が豊富で、各ブランドが独自のデザインと機能性を備えています。
以下は、いくつかのおすすめのブーツブランドとその代表的なアイテムを紹介します。
ティンバーランド (Timberland)
ティンバーランドは1952年にアメリカで誕生したブランドで、特に「イエローブーツ」として知られる黄色いヌバックレザーのブーツが有名です。
このブーツは防水性と保温性に優れており、アウトドアからカジュアルな街中のコーディネートまで幅広く対応します。
また、クッション性が高いため、長時間の歩行でも疲れにくいのが特徴です。
CHECK
Timberlandとは?【ブランドリリース】
Timberland(ティンバーランド)は、その堅牢なデザインと高い機能性で知られるブランドです。 創業者ネイサン・シュワーツの革新的な技術導入により、アウトドアブーツの製造において新たな基準を打ち立 ...
続きを見る
レッドウィング (Red Wing)
レッドウィングは、アメリカ発祥のワークブーツブランドで、「ペコスブーツ」や「エンジニアブーツ」が人気です。
ペコスブーツは履き口が広く、無骨なデザインでカジュアルなスタイルにマッチします。
エンジニアブーツはバイカーファッションに適したデザインで、バイク乗りにも愛されています。
頑丈な作りで耐久性に優れており、長年の愛用者が多いブランドです。
CHECK
RED WINGとは?【ブランドリリース】
RED WING(レッドウィング)は、その頑丈なワークブーツで世界中に知られるアメリカのブランドです。 その設立者であるチャールズ・ベックマンは、過酷な労働環境で働く人々のために、耐久性と快適性を兼ね ...
続きを見る
トリッカーズ (Tricker's)
トリッカーズは、イギリスの老舗シューズメーカーで、特に「カントリーブーツ」が有名です。
ハンティングや田舎道を歩くために作られたこのブーツは、上品なパーフォレーションやメダリオンなどの装飾が施されており、フォーマルなスタイルにも合わせやすいのが特徴です。
耐久性が高く、悪天候にも強いので、アウトドアから都会的なコーディネートまで幅広く使えます。
CHECK
Tricker'sとは?【ブランドリリース】
Tricker's(トリッカーズ)は、英国の伝統と品質を象徴する靴ブランドとして知られています。 1829年にジョセフ・トリッカーによって創立され、現在まで続くその歴史の中で、多くのファッションアイコ ...
続きを見る
フープ ディ ドゥ (whoop-de-doo)
フープ ディ ドゥは浅草発の日本の靴ブランドで、シンプルかつ洗練されたデザインが特徴です。
特にスクエアトゥのスワローモカ ジップアップブーツなど、キレイめカジュアルやフォーマルにも合うアイテムが揃っています。
木型の削り込みや革のなめし、染色など、すべての工程にこだわりがあり、スラックスやデニム、チノパンなど幅広いボトムとの相性が良いです。
マドラス (Madras)
マドラスはイタリアで誕生し、日本に上陸したブランドで、GORE-TEXを使用した防水性能が高いブーツや、ソフトな素材を使用したブーツなど、快適な履き心地を重視したアイテムを展開しています。
サイドゴアドレスブーツなど、はくだけでスタイリッシュな印象になるブーツも多く、オフィスからカジュアルまで使える万能なブランドです。
エミュオーストラリア (EMU Australia)
エミュオーストラリアは、ムートンブーツで有名なオーストラリアのブランドです。
ふかふかのはき心地と通気性に優れたデザインで、秋冬の防寒アイテムとして重宝されます。
独自の撥水加工も施されているため、雨の日でも快適に履けるのが特徴です。
各ブランドは、特定のスタイルや用途に応じたブーツを提供しており、それぞれの特徴を活かしたコーディネートが楽しめます。
目的やファッションに合わせて、自分にぴったりのブーツを見つけてみてください。
まとめ:デザインや機能性に応じてスタイルを選べるメンズブーツコーデ
この記事では、メンズブーツのおすすめブランドとアイテムについてご紹介しました。
ブーツは、そのデザインや機能性によってさまざまなスタイルに取り入れることができるため、ファッションの重要な要素です。
ティンバーランドやレッドウィングのような頑丈でアウトドアにも適したブーツから、トリッカーズやフープ ディ ドゥのような洗練されたデザインのアイテムまで、幅広い選択肢があります。
また、ブーツ選びの際には、履き心地や素材、コーディネートとの相性も考慮することが大切です。
この記事を参考に、自分のスタイルや用途に合った最適なブーツを見つけて、ファッションにさらに深みを加えてみてください。
PROFILE
- 古着屋「BUYER'S GARMENT」を運営する元メンズアパレルデザイナー。
セレクトショップのECサイト運用担当後、WEBマーケティング業界に従事し、事業部長などのキャリアを経験。
起業後は「サーフ」「アウトドア」「スポーツ」「ストリート」などのアクティブなメンズファッションやライフスタイル情報を発信するIDEALVINCI専属ブロガーとしても活躍。「メンズ古着」「リユースファッション」などの情報も発信。
NEW CONTENTS
- WEARBRARY2024.11.21メンズのジェンダーレスファッションの特徴や着こなしを解説
- WEARBRARY2024.11.21メンズのクラシックスタイルの歴史や特徴、ブランドを解説
- WEARBRARY2024.11.20エスニックファッションが似合うメンズの特徴と着こなし
- WEARBRARY2024.11.17【保存版】メンズのゆるカジとは?特徴やスタイルを解説