UNION（ユニオン）とは？【ブランドリリース】

ストリートファッションの先駆者として知られるUNION（ユニオン）は、1989年にニューヨークで誕生し、現在ではロサンゼルスや東京でもその存在感を放っています。

ストリートカルチャーとハイエンドファッションを巧みに融合させたデザインや、独自のスタイルが特徴であり、長年にわたり多くのファッション愛好者から支持を集め続けています。

さらに、コラボレーションによって生み出される唯一無二のアイテムや、時代に左右されないタイムレスなデザインは、UNION（ユニオン）ならではの魅力といえるでしょう。

この記事では、そんなUNION（ユニオン）の起源と歴史、創業者の背景、デザインの特徴とスタイルについてご紹介します。

1 UNION（ユニオン）の起源と歴史
2 創業者ジェームズ・ジェビア
3 UNION（ユニオン）のデザインの特徴とスタイル
- 3.1 デザインの特徴
- 3.2 スタイルの特徴
4 まとめ：UNION（ユニオン）ブランドリリース

UNION（ユニオン）の起源と歴史

1989年ニューヨーク・SOHOでの誕生

UNION（ユニオン）は、1989年にアメリカ・ニューヨークのSOHO地区で誕生したセレクトショップです。

当時は現在のようにストリートファッションという確立されたカテゴリーがなく、ファッションとカルチャーの境界線が曖昧な時代でした。

創業者の一人、ジェームズ・ジェビアは、新しい感性を取り入れたアイテムやブランドを積極的にセレクトし、ニューヨークの若者たちに新たなスタイルを提案していきます。

UNION（ユニオン）が取り扱うブランドの中には、当時まだアンダーグラウンドな存在だったSTÜSSYや、後にストリートファッション界の象徴的存在となるSUPREMEなどがありました。

UNION（ユニオン）はこれらのブランドをいち早く取り扱い、ストリートウェアの発展に大きな影響を与えました。

ロサンゼルス店のオープンと発展

その後、UNION（ユニオン）はニューヨークだけにとどまらず、ロサンゼルスにも進出します。

ロサンゼルス店は地域コミュニティとの結びつきを大切にし、ファッションだけでなく音楽やアートといったカルチャーの発信地としても機能しました。

UNION（ユニオン）はただのセレクトショップではなく、新進気鋭のデザイナーや日本のブランド、さらにはイギリスやヨーロッパのブランドなど、国やジャンルの枠を超えたアイテムを揃えることで独自の存在感を示しています。

例えば、当時のアメリカではまだ珍しかった日本のファッションブランドを積極的に取り入れ、その魅力を広める役割を果たしました。

現在のオーナーであるクリス・ギブスは、バイヤーとしての豊富なキャリアを活かし、UNION（ユニオン）の方向性をさらに進化させました。

クリス・ギブスは2016年に「HYPEBEAST 100」に選出されるなど、世界中で影響力のある人物としても知られています。

2018年 UNION TOKYOの誕生

UNION（ユニオン）はアメリカ国内だけでなく、2018年に日本・東京の原宿に「UNION TOKYO」をオープンしました。

これはUNION（ユニオン）にとってアジア進出の大きな一歩となり、日本のファッションシーンにも新たな影響を与えることになります。

UNION TOKYOでは、ニューヨークやロサンゼルスのDNAを受け継ぎつつ、日本ならではの視点でセレクトしたアイテムが揃えられています。

さらに、2022年には大阪にも店舗をオープンし、関西エリアでもその存在感を強めています。

UNIONの哲学と独自のスタイル

UNION（ユニオン）は創業当初から一貫して、「クラシックにひねりを加える」というシンプルなコンセプトを大切にしています。

つまり、トレンドやブランド名に頼ることなく、自分たちが本当に「着たい」と思えるアイテムを提案し続けているのです。

例えば、UNION（ユニオン）が展開するオリジナルブランド「UNION ORIGINAL」は、ハイファッションとストリートファッションの融合をテーマに掲げ、機能性とデザイン性を両立させたアイテムを生み出しています。

この姿勢が、長年にわたり世界中のファッション愛好者から支持される理由の一つとなっています。

UNION（ユニオン）とストリートカルチャー

UNION（ユニオン）の歴史は、ストリートカルチャーそのものの発展と深く結びついています。

UNION（ユニオン）が支持され続けている背景には、単に商品を販売するだけでなく、ファッションを通してカルチャーそのものを提案していることがあります。

音楽やアート、さらにはスケートボードやスポーツといった要素を取り入れたスタイルは、多くの若者に影響を与えてきました。

さらに、UNION（ユニオン）は単なる流行を追うのではなく、次世代の才能を発掘し続ける姿勢を持っています。

世界中のデザイナーやアーティストとのコラボレーションを積極的に行い、ファッションシーンに新しい価値観を提供してきました。

UNION（ユニオン）は、ニューヨークでの誕生から現在に至るまで、ストリートファッションの進化と共に歩んできたセレクトショップです。

単なる店舗の枠を超え、音楽やアート、コミュニティとのつながりを大切にしながら、ファッションを通じて新しいカルチャーを生み出し続けています。

日本においても、UNION TOKYOやUNION OSAKAを通して、その存在感はますます高まっています。

これからもUNION（ユニオン）は世界中のファッション愛好者にとって、時代の先を行く新しいスタイルを提案し続けるでしょう。

創業者ジェームズ・ジェビア

ジェームズ・ジェビアは、アメリカのファッション業界で重要な役割を果たしてきた人物であり、特にストリートファッションの分野でその名を知られています。

彼は、1989年にニューヨークでセレクトショップ「UNION（ユニオン）」を創設し、その後、1994年には「Supreme（シュプリーム）」を立ち上げました。

これらのブランドは、ストリートカルチャーとファッションを融合させ、新たな潮流を生み出す原動力となりました。

初期のキャリアとUNION（ユニオン）の創設

ジェビアは、ファッション業界でのキャリアをスタートさせる前に、ニューヨークの多様なカルチャーシーンに深く関わっていました。

1989年、彼はニューヨークのSOHO地区にセレクトショップ「UNION（ユニオン）」をオープンしました。

当時、ストリートウェアという概念はまだ確立されておらず、ジェビアは新進気鋭のブランドやデザイナーの作品を積極的に取り入れることで、ファッションとカルチャーの新たな融合を試みました。

UNION（ユニオン）は、ストリートファッションの先駆者として、多くの若者たちに影響を与えました。

Supreme（シュプリーム）の設立と影響

1994年、ジェビアはニューヨークのラファイエット・ストリートにて、スケーターのためのショップ「Supreme（シュプリーム）」をスタートさせました。

このショップは、スケートカルチャーを中心に、ヒップホップやパンクなどのカウンターカルチャーとも深く結びつき、独自の地位を築き上げました。

Supremeは、アパレルやアクセサリー、スケートボードなど多岐にわたる商品展開を行い、ブランドやアーティストとのコラボレーションも積極的に行っています。

特に、2017年春夏コレクションにおける「ルイ・ヴィトン（LOUIS VUITTON）」とのコラボレーションは、世界的な注目を集めました。

日本との関わりとUNION TOKYOの展開

ジェビアの影響はアメリカ国内にとどまらず、日本のファッションシーンにも大きな影響を与えました。

2018年4月には、「UNION TOKYO（ユニオントーキョー）」が東京に初上陸し、話題を集めました。

UNION TOKYOは、ジェビアの理念を受け継ぎ、世界中の新進気鋭のデザイナーズブランドから入手困難なハイエンドブランドまで、洗練されたセレクションを提供しています。

ジェビアの哲学とストリートファッションへの貢献

ジェビアは、ファッションとカルチャーの融合を追求し続け、その結果、ストリートファッションという新たなジャンルを確立することに成功しました。

彼のブランドは、単なるファッションアイテムの提供にとどまらず、音楽やアート、スケートボードなどの要素を取り入れ、総合的なカルチャー体験を提供しています。

このようなアプローチにより、ジェビアは世界中の若者たちから支持を受け、ストリートファッションのアイコン的存在となっています。

ジェームズ・ジェビアは、UNION（ユニオン）やSupreme（シュプリーム）を通じて、ストリートファッションの発展に多大な貢献をしてきました。

彼の革新的な視点と行動力は、ファッション業界に新たな潮流を生み出し、現在も多くのブランドやデザイナーに影響を与え続けています。

UNION（ユニオン）のデザインの特徴とスタイル

UNION（ユニオン）は1989年にニューヨークのSOHO地区で誕生したセレクトショップであり、現在はロサンゼルスや東京にも店舗を構えています。

創業以来、ストリートファッションとハイエンドデザインの融合をテーマに、独自のスタイルとコンセプトを確立してきました。

単なる洋服のセレクトだけでなく、音楽やアート、スケートボードなど、さまざまなカルチャーを背景に持つ点がUNION（ユニオン）の大きな魅力です。

デザインの特徴

ストリートとハイエンドの融合

UNION（ユニオン）の最大の特徴は、ストリートウェアのカジュアルさと、ハイエンドファッションの洗練されたデザインが融合していることです。

スケーターやヒップホップカルチャーを意識したリラックスしたシルエットに、上質な素材やディテールを加えたスタイルが多く見られます。

例えば、フーディーやスウェットパンツなどのアイテムも、シンプルな中に独自のひねりや高品質な縫製が施され、他のブランドとは一線を画しています。

コラボレーションの独自性

UNION（ユニオン）は多くのブランドやアーティストとのコラボレーションを行い、他では手に入らない限定デザインを数多く発表しています。

POTRとのコラボでは、柔道着にインスパイアされたステッチをデザインに取り入れ、ショルダーバッグやヘルメットバッグを制作。機能性とデザイン性が融合した仕上がりとなっています。
CANADA GOOSE×UNION×NBAでは、西海岸のライフスタイルをイメージしたライナージャケットを発表。機能的なアウトドアウェアをストリートに落とし込んだ斬新なアイテムです。
ビルケンシュトックとのコラボでは、砂漠の風景から着想を得たスエード素材のサンダルが展開されました。

このようなコラボレーションは、UNION（ユニオン）のデザインに深みと特別感を与え、ファッション好きな人々から熱い支持を受けています。

タイムレスなデザイン

UNION（ユニオン）のアイテムは、短期的なトレンドに左右されることなく、長く愛用できるタイムレスなデザインが多いことも特徴です。

クラシックなシルエットやカラーリングをベースにしつつ、そこに独自のデザイン要素を加えることで、シンプルながらも飽きのこないアイテムを生み出しています。

素材とディテールへのこだわり

UNION（ユニオン）のデザインには、素材やディテールに対する徹底的なこだわりが感じられます。

耐久性や機能性を重視しつつも、スタイリッシュに仕上げられている点が特徴です。

例えば、フーディーやジャケットには上質なコットンやナイロン素材を使用し、縫製やステッチにも細かな工夫が施されています。

これにより、ファッションとしての美しさと日常使いの実用性が両立しています。

スタイルの特徴

カルチャーを反映したスタイル

UNION（ユニオン）のスタイルには、スケートボード、ヒップホップ、アートなどのカルチャーが色濃く反映されています。

シンプルながらも大胆なデザインやグラフィックが特徴的で、特にTシャツやスウェットアイテムには、さまざまなアートワークやメッセージが込められています。

西海岸のリラックス感と都会的な洗練さ

ロサンゼルス店を拠点にするUNION（ユニオン）は、西海岸のリラックス感とニューヨークの都会的な洗練さを融合させたスタイルが特徴です。

オーバーサイズのアイテムやラフなシルエットのウェアが多く、肩の力を抜いたスタイルが楽しめます。

しかし、それでいてどこかモダンで洗練された印象を与えるのは、ディテールや素材選びの丁寧さがあるからこそです。

独自の世界観と高いファッション性

UNION（ユニオン）は、単に商品を販売するだけではなく、ファッションを通してカルチャーや世界観を発信するブランドです。

独自のセンスで選び抜かれたブランドやアイテムを取り揃え、ファッション好きの人々に新たな価値観やスタイルを提案し続けています。

UNION（ユニオン）は、ストリートとハイエンドの融合をテーマに、独自のデザインとスタイルを確立しているセレクトショップです。

高品質な素材、機能性、タイムレスなデザイン、そして多彩なコラボレーションによって、他にはない独自の世界観を生み出しています。

音楽やアート、スケートボードといった多様なカルチャーを背景に持ち、常に進化し続けるUNION（ユニオン）は、これからも世界中のファッションシーンに新たな影響を与え続けるでしょう。

まとめ：UNION（ユニオン）ブランドリリース

UNION（ユニオン）は、1989年にニューヨークで誕生して以来、ストリートファッションとハイエンドデザインを融合させた独自のスタイルで、多くのファッション愛好者を魅了し続けています。

その特徴は、シンプルながらも細部にまでこだわり抜かれたデザイン、高品質な素材選び、そして機能性とファッション性を兼ね備えたアイテムにあります。

さらに、POTRやCANADA GOOSE、ビルケンシュトックなど、名だたるブランドとのコラボレーションを通して唯一無二のアイテムを生み出し、音楽やアート、スケートボードといったカルチャーと共鳴することで、他にはない世界観を確立しています。

UNION（ユニオン）は、ただ流行を追うのではなく、タイムレスで本物志向のアイテムを提供し続けることで、今後もストリートファッション界をリードし続けるでしょう。

ブランドの背景やデザインの魅力を理解することで、UNION（ユニオン）のアイテムがさらに特別なものに感じられるはずです。

PROFILE

IDEALVINCIメンズファッション専門WEBライター

古着屋「BUYER'S GARMENT」を運営する元メンズアパレルデザイナー。
セレクトショップのECサイト運用担当後、WEBマーケティング業界に従事し、事業部長などのキャリアを経験。

起業後は「サーフ」「アウトドア」「スポーツ」「ストリート」などのアクティブなメンズファッションやライフスタイル情報を発信するIDEALVINCI専属ブロガーとしても活躍。「メンズ古着」「リユースファッション」などの情報も発信。