北欧スウェーデン発のファッションブランドとして、世界中のファッションラバーから注目を集めているOUR LEGACY(アワーレガシー)。
シンプルで洗練されたデザインに、実験的な素材使いやサステナブルな取り組みを組み合わせたそのスタイルは、他のブランドとは一線を画しています。
また、性別やジャンルの枠を超えた自由な発想も魅力のひとつです。
この記事では、OUR LEGACY(アワーレガシー)のブランドの起源と歴史、創業者の背景、デザインの特徴とスタイルについてご紹介します。
目次
OUR LEGACY(アワーレガシー)の起源と歴史
スウェーデン発、独自の哲学を持つブランド
OUR LEGACY(アワーレガシー)は、2005年にスウェーデン・ストックホルムでヨックム・ハリン(Jockum Hallin)とクリストファー・ニイン(Christopher Nying)によって設立されたファッションブランドです。
彼らは服飾の専門教育を受けておらず、音楽やアートからインスピレーションを得てデザインを行っています。
ブランド名の「OUR LEGACY(私たちの遺産)」には、時代を超えて受け継がれるような服を作りたいという想いが込められています。
Tシャツから始まったブランドの歩み
OUR LEGACY(アワーレガシー)は、オリジナルのグラフィックTシャツのコレクションからスタートしました。
2007年にはリカルドス・クラレン(Richardos Klaren)が加わり、フルコレクションを発表。
北欧らしいミニマルな美学とタイムレスなシルエットが特徴で、世界中で評価を集めるようになりました。
サステナビリティへの取り組み「OUR LEGACY WORK SHOP」
2016年には、サステナビリティにフォーカスしたプロジェクト「OUR LEGACY WORK SHOP」を開始。
余剰素材を再利用したアップサイクルアイテムの制作や、他ブランドとのコラボレーションを通じて、環境への配慮とクリエイティビティを融合させた取り組みを行っています。
世界展開と日本での人気
OUR LEGACY(アワーレガシー)は、ストックホルム、ロンドン、ベルリンに直営店を構え、世界250以上の店舗で展開されています。
日本でも、伊勢丹新宿店やドーバー ストリート マーケット ギンザなどで取り扱われており、多くのファッション愛好家から支持を受けています。
OUR LEGACY(アワーレガシー)は、北欧のミニマリズムと独自の哲学を融合させたブランドです。
創業者たちの背景やサステナビリティへの取り組み、世界展開など、多くの魅力を持っています。今後もその動向から目が離せません。
OUR LEGACY(アワーレガシー)の創業者たち:独自の哲学と歩み
OUR LEGACY(アワーレガシー)は、2005年にスウェーデン・ストックホルムで設立されたファッションブランドです。
その創業者であるヨックム・ハリン(Jockum Hallin)、クリストファー・ニイン(Christopher Nying)、そして後に加わったリカルドス・クラレン(Richardos Klarén)の3人は、ファッション業界において独自の哲学とアプローチで注目を集めています。
ここからは、彼らの背景やブランド設立の経緯、そして現在の役割について詳しくご紹介します。
ヨックム・ハリンとクリストファー・ニイン:友情から始まったパートナーシップ
ヨックム・ハリンとクリストファー・ニインは、スウェーデンのヨンショーピングという小さな街で育ち、12〜13歳の頃にアイスホッケーを通じて出会いました。
思春期を迎えると、スケートボードや音楽、アートなどに興味を持ち、アイスホッケーからは離れていきましたが、20歳の頃に再会し、共通の価値観や美学を共有するようになりました。
彼らはファッションの専門教育を受けていませんでしたが、独学でデザインを学び、2005年にOUR LEGACY(アワーレガシー)を設立しました。
リカルドス・クラレンの加入と3人体制の確立
2007年には、リカルドス・クラレンが共同経営者として加わり、現在の3人体制が確立されました。
クラレンは、以前アクネ ストゥディオズでセールスの経験を積んでおり、その後ライターやジャーナリストを目指していたところを引き止められ、OUR LEGACY(アワーレガシー)に参加することになりました。
彼のビジネス面での知識と経験は、ブランドの成長に大きく貢献しています。
それぞれの役割とブランドの成長
現在、クリストファー・ニインはクリエイティブディレクターとしてメインラインのコレクションを監修し、ヨックム・ハリンは2016年に始動したサステナビリティにフォーカスした「OUR LEGACY WORK SHOP」のプロジェクトを率いています。
リカルドス・クラレンは最高経営責任者(CEO)として、ビジネス面を担っています。
彼らの異なるバックグラウンドとスキルが融合することで、OUR LEGACY(アワーレガシー)は独自の世界観を築き上げてきました。
OUR LEGACY(アワーレガシー)の創業者たちは、ファッションの専門教育を受けていないながらも、独自の視点と情熱でブランドを築き上げました。
彼らの友情と共通の価値観が、ブランドの核となり、世界中のファッション愛好家から支持を受ける存在となっています。
OUR LEGACY(アワーレガシー)のデザインの特徴とスタイル
OUR LEGACY(アワーレガシー)は、2005年にスウェーデン・ストックホルムで設立されたファッションブランドです。
創業者のヨックム・ハリン(Jockum Hallin)とクリストファー・ニイン(Christopher Nying)は、ファッションの専門教育を受けていないにもかかわらず、独自の視点と哲学でブランドを築き上げました。
彼らのデザインは、シンプルでありながらも深い意味とこだわりが込められており、多くのファッション愛好家から支持を受けています。
ミニマリズムと実用性の融合
OUR LEGACY(アワーレガシー)のデザインは、北欧特有のミニマリズムと実用性を融合させたスタイルが特徴です。
一見シンプルに見えるアイテムでも、細部にまでこだわりが感じられ、着る人の個性を引き立てます。
例えば、クラシックなシャツやスラックスには、独自のカッティングや素材選びが施されており、日常使いしやすいながらも他とは一線を画すデザインとなっています。
素材へのこだわりとサステナビリティ
OUR LEGACY(アワーレガシー)は、素材選びにも強いこだわりを持っています。
イタリアやポルトガル、日本など、世界各地の伝統的なファブリックを使用し、タイムレスでオーセンティックなコレクションを提案しています。
また、2016年には「OUR LEGACY WORK SHOP」を立ち上げ、デッドストックやサンプル、リサイクルピースを使用して新しい服を作るというサステナビリティにフォーカスしたプロジェクトを展開しています。
ジェンダーレスなアプローチ
OUR LEGACY(アワーレガシー)は、ジェンダーレスなデザインアプローチを採用しています。
ウィメンズラインの開始や、フェミニンな素材をメンズウェアに用いるなど、性別の枠にとらわれない自由な発想でコレクションを展開しています。
これにより、より多くの人々にブランドの世界観を届けることができています。
コレクションの特徴と進化
OUR LEGACY(アワーレガシー)のコレクションは、シーズンごとに進化を遂げています。
例えば、2021年春夏コレクションでは、モトクロスウェアからインスピレーションを得たデザインや、透け感のある素材を使ったトップスなど、クラシックとカジュアルを自由に行き来するスタイルが展開されました。
また、2024年春夏コレクションでは、秋冬のスタイルを春夏素材で表現するなど、従来のセオリーを打ち破る挑戦的なデザインが披露されました。
OUR LEGACY(アワーレガシー)は、ミニマリズムと実用性、素材へのこだわり、ジェンダーレスなアプローチなど、独自の哲学とスタイルでファッション界に新たな価値を提供しています。
まとめ:OUR LEGACY(アワーレガシー) ブランドリリース
OUR LEGACY(アワーレガシー)は、北欧的なミニマリズムをベースにしながらも、既成概念にとらわれない革新的なアプローチで、ファッションの新たな可能性を提示し続けています。
上質な素材へのこだわりやサステナブルな取り組み、ジェンダーに縛られないデザインなど、ブランドとしての哲学が一貫して反映されたコレクションは、多くの人々に深く支持されています。
シーズンごとに進化し続けるそのスタイルは、今後もファッション業界において注目を集める存在であり続けるでしょう。
PROFILE

- メンズファッション専門WEBライター
- 古着屋「BUYER'S GARMENT」を運営する元メンズアパレルデザイナー。
セレクトショップのECサイト運用担当後、WEBマーケティング業界に従事し、事業部長などのキャリアを経験。
起業後は「サーフ」「アウトドア」「スポーツ」「ストリート」などのアクティブなメンズファッションやライフスタイル情報を発信するIDEALVINCI専属ブロガーとしても活躍。「メンズ古着」「リユースファッション」などの情報も発信。
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