OAKLEY(オークリー)は、革新的なデザインと卓越した機能性を兼ね備えたスポーツアイウェアブランドとして、世界中のアスリートやファッション愛好家から高い支持を集めています。
1975年にアメリカで誕生して以来、単なるスポーツギアにとどまらず、カルチャーやライフスタイルの一部としても進化を続けてきました。
その背景には、創業者ジム・ジャナード氏の独創的な発想と情熱、そして絶え間ない技術革新が存在します。
この記事では、OAKLEY(オークリー)の創業者に関する情報とブランドの起源・歴史、さらにはデザインの特徴やスタイルについてご紹介します。
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OAKLEY(オークリー)の起源と歴史
創業とブランド名の由来
OAKLEY(オークリー)は、1975年にアメリカ・カリフォルニア州でジム・ジャナード氏によって設立されました。
設立当初の資金はわずか300ドルで、当初はモトクロスやBMXのハンドグリップを製造していました。
ブランド名の「OAKLEY」は、ジャナード氏が飼っていたイングリッシュ・セッターの愛犬の名前に由来しています。
初期の製品と成功
創業当初、ジャナード氏は独自の素材「Unobtainium(アンオブタニウム)」を使用したハンドグリップを開発しました。
この素材は水や汗で濡れるとグリップ力が増す特性を持ち、ライダーたちから高い評価を受けました。
アイウェア市場への参入
1980年、OAKLEY(オークリー)はスポーツ用ゴーグルの製造・販売を開始し、アイウェア市場に参入しました。
1984年にはサングラス「Factory Pilot Eyeshades」を発表し、スポーツサングラスの分野で注目を集めました。
事業の多角化と成長
1990年代に入ると、OAKLEY(オークリー)はアパレル、フットウェア、リストウォッチなどの市場にも進出し、製品ラインを拡大しました。
1997年には日本法人オークリー・ジャパンを設立し、1998年にはフットウェア、リストウォッチ、アパレル業界にも参入しました。
買収と現在の展開
2007年、OAKLEY(オークリー)はイタリアのアイウェアメーカー「ルックスオティカ」によって買収され、同社の子会社となりました。
技術革新とブランド精神
OAKLEY(オークリー)は創業以来、「あらゆる状況下においてどのように眼を守るか?」を企業理念として掲げ、技術開発を行ってきました。
これまでに約600の特許を取得し、性能に妥協しない製品づくりを続けています。
トップアスリートとの関係
OAKLEY(オークリー)のアイウェアは、世界中のトップアスリートから支持されています。
例えば、元プロ野球選手のイチロー氏や、ゴルフの松山英樹選手などが愛用しています。
OAKLEY(オークリー)は、創業者ジム・ジャナード氏の革新的なアイデアと情熱から始まり、スポーツアイウェアの分野で確固たる地位を築いてきました。
技術革新とデザイン性を追求し続ける姿勢は、今後も多くの人々に支持されることでしょう。
OAKLEY(オークリー)の創業者:ジム・ジャナード氏の軌跡
OAKLEY(オークリー)は、スポーツアイウェアやアパレル製品で世界的に知られるブランドです。
その成功の背後には、創業者であるジム・ジャナード氏の革新的なビジョンと情熱がありました。
ここからは、ジャナード氏の生い立ちからOAKLEY(オークリー)設立、そしてその後の歩みについて詳しくご紹介します。
ジム・ジャナード氏の生い立ち
ジム・ジャナード(James Jannard)氏は、1949年6月8日にアメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスで生まれました。
父親は薬剤師であり、ジャナード氏はカリフォルニア州アルハンブラで育ちました。
アルハンブラ高校を卒業後、南カリフォルニア大学(USC)の薬学部に進学しましたが、途中で中退し、オートバイでアメリカ南西部を旅する道を選びました。
OAKLEY(オークリー)の設立
1975年、ジャナード氏は自身の愛犬「オークリー」の名前を冠した会社を設立しました。
彼はモトクロスイベントで自動車のトランクからオートバイ用のパーツを販売することからビジネスを始めました。
特に、手の形にフィットする独自のハンドルグリップを開発し、これがライダーたちの間で高い評価を受けました。
アイウェア市場への進出
1980年、ジャナード氏はゴーグル「O-Frame」を発表し、スポーツアイウェア市場に本格的に参入しました。
さらに1984年には、サングラス「Eyeshade」を発売し、これがツール・ド・フランスで優勝した自転車選手グレッグ・レモン氏に使用されたことで、OAKLEY(オークリー)の知名度は飛躍的に向上しました。
会社の成長と売却
1995年、OAKLEY(オークリー)は株式公開を果たし、さらなる成長を遂げました。
しかし、2007年11月、ジャナード氏は同社をイタリアの企業ルックスオティカに21億ドルで売却しました。
REDデジタルシネマの設立と引退
2005年、ジャナード氏はREDデジタルシネマカメラカンパニーを設立し、高性能なデジタルシネマカメラの製造を開始しました。
彼の革新的な取り組みは映画業界にも大きな影響を与えました。
2019年10月24日、ジャナード氏は年齢と健康上の理由から引退を発表しました。
私生活と現在
ジャナード氏はフィジーのカイブ島とバトゥバラ島、さらにワシントン州のシュピーーデン島など、複数の島を所有しています。
また、1999年にはカリフォルニア州ニューポートビーチに約1,500万ドルで不動産を購入しています。
ジム・ジャナード氏は、OAKLEY(オークリー)を一代で世界的なブランドに育て上げた卓越した起業家です。
彼の革新的なアイデアと情熱は、スポーツアイウェア業界のみならず、映画業界にも多大な影響を与えました。
彼の歩みは、多くの起業家やクリエイターにとって大きなインスピレーションとなっています。
OAKLEY(オークリー)のデザインの特徴とスタイル
OAKLEY(オークリー)は、スポーツアイウェアを中心に、高い機能性と独自のデザイン性で世界的な評価を受けているブランドです。
ここからは、OAKLEY(オークリー)のデザインの特徴とスタイルについて詳しくご紹介します。
機能性とデザイン性の融合
OAKLEY(オークリー)の製品は、最新のテクノロジーを搭載し、機能性とデザイン性を兼ね備えています。
特に、耐久性に優れた独自の特許フレーム素材「O MATTER」を採用し、軽量でありながら高い耐久性を実現しています。
日本人向けのフィット感
日本人をはじめとした東洋人の顔立ちに合わせた「アジアンフィット」モデルを展開し、ノーズパッドの大きさを変更することで、最適なフィット感を提供しています。
アイコニックなデザイン
OAKLEY(オークリー)のサングラスは、アイコニックなデザインが特徴です。
例えば、1985年に発売された「Frogskins」は、シンプルでありながらスタイリッシュなデザインで、多くの若者に支持されました。
スポーツとカルチャーの融合
OAKLEY(オークリー)は、スポーツとカルチャーを融合させたデザインを展開しています。
例えば、「BXTR」や「HSTN」は、スポーツとカルチャーを融合し、モダンなスタイルを取り入れています。
OAKLEY(オークリー)のデザインは、高い機能性と独自のスタイルを兼ね備え、スポーツシーンだけでなく、日常生活でも活躍するアイウェアを提供しています。
これらの特徴が、多くのアスリートやファッション愛好家から支持される理由となっています。
まとめ:OAKLEY(オークリー) ブランドリリース
OAKLEY(オークリー)は、1975年にジム・ジャナード氏によって設立されて以来、スポーツアイウェアを中心に革新的な製品を世に送り出してきました。
創業当初の小さなガレージブランドは、創業者の独創性とテクノロジーへの情熱によって、世界的なスポーツブランドへと成長を遂げました。
また、OAKLEY(オークリー)の製品は、常に「機能性とデザイン性の両立」を追求しており、そのスタイルはスポーツシーンにとどまらず、ストリートファッションやライフスタイルにも溶け込んでいます。
アジアンフィットなどのユーザビリティへの配慮や、スポーツとカルチャーの融合を意識したデザイン展開も、他ブランドにはない独自性と言えるでしょう。
今後もOAKLEY(オークリー)は、アスリートのパフォーマンスを支えるギアであると同時に、ファッションやライフスタイルを彩る存在として、多くの人々の注目を集め続けることが期待されます。
PROFILE

- メンズファッション専門WEBライター
- 古着屋「BUYER'S GARMENT」を運営する元メンズアパレルデザイナー。
セレクトショップのECサイト運用担当後、WEBマーケティング業界に従事し、事業部長などのキャリアを経験。
起業後は「サーフ」「アウトドア」「スポーツ」「ストリート」などのアクティブなメンズファッションやライフスタイル情報を発信するIDEALVINCI専属ブロガーとしても活躍。「メンズ古着」「リユースファッション」などの情報も発信。
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