Champion(チャンピオン)のロゴマークは、一度は見たことがあると思います。
スポーツブランドなのはなんとなくわかるけれど、一体どんなブランドなのか知っていますか?
ここでは、Champion(チャンピオン)のブランドについて、歴史やブランドの特徴、人気商品などを紹介していきます。
Championについて
Champion(チャンピオン)はアメリカのスポーツウェアブランドです。
Made in AMERICAにこだわり続けているブランドで、Champion(チャンピオン)のおかげで今のスウェットシャツがアメリカに広まりました。
独自の技法で作り出される機能性とデザインに優れたChampion(チャンピオン)の製品は、アスリートだけでなく、幅広いファンから支持されています。
Championの歴史
Champion(チャンピオン)は1919年に「ニッカーポッカー・ニッティング・カンパニー」として設立されました。
創業者はサイモン・フェインブルームです。
アメリカニューヨーク州ロチェスターにて誕生したアパレルブランドです。
当初は名前の通りTシャツやソックス、スウェットシャツの原型であるウールの下着を製造していました。
当初はスポーツブランドではなく、屋外労働者の防寒用として販売されていたのですが、その後は米軍アカデミーの訓練用ウェアに採用されるようになります。
1938年にはリバースウィーブ製法が特許を取得し、この革新的な改善とアイデアにより多くのファンを獲得することになったのです。
1969年になるとロゴマークが一新され、現在も親しまれている「C」マークが登場しました。
製品
Champion(チャンピオン)の製品は製法と素材、パーツ全てにこだわって作られています。
リバースウィーブやロッキープリントなど独自の技術や手法を用いて、リバースウィーブウィンドストッパー のような機能性に優れたプロダクトを生み出しました。
そこで、Champion(チャンピオン)の独自の技術やプロダクトについて説明します。
リバースウィーブ
1938年に誕生したリバースウィーブは、スウェットシャツのパイオニアであるチャンピオンにおいて、広く愛され続けている定番のアイテムです。
このリバースウィーブの特徴として、本来のスウェットは縦方向に縮むのですが、これを軽減するために縦に用いられる生地を横方向に用いて軽減しています。
この編み生地の縦と横を逆にする製法から「リバースウィーブ」と名付けられました。
両脇部分にはリブが採用され、横縮みに対応することで動きやすさも向上しました。
1938年にはこの技術で特許も取得し、それ以来その高いクオリティはミリタリーにおいて鍛え上げられることになります。
ミリタリーや過酷なフィールドで活躍するアスリートに認められ、また独特なディテールと抜群の着心地は全米のカレッジでも人気を博しました。
スウェットの代名詞として不動の地位を築き、さらに今も進化をし続けているChampion(チャンピオン)は、現在ではスウェットのみならずリバースウィーブ製法のティシャツも展開しています。
リバースウィーブウィンドストッパー
リバースウィーブウィンドストッパーは、ゴアテックス社との共同開発によって販売されました。
優れた防風機能をスウェット素材と融合させたアイテムです。
表地にはしっかりとした太番手を用いて、非常に柔らかく保湿効果をもたらす裏生地の間には防風防湿機能を備えたウィンドストッパーメンブレンをラミネートして完成したChampion(チャンピオン)のオリジナルウィンドストッパーです。
フロッキープリント
Champion(チャンピオン)のスウェットが全米のカレッジで大ブームとなった一役を担ったのは、このフロッキープリントです。
大学のブックストアで、各カレッジのロゴをフロッキープリントしたスウェットを展開したことで大人気となり、一躍全米にChampion(チャンピオン)が広まりました。
このフロッキープリントは、0.1~0.2mmに切った繊維微粉(フロッキー)を生地に接着し、羽毛模様を表現するプリント手法です。
このフロッキー技術をChampion社としてウェアへ導入し、特許を取得しました。
リバースウィーブ同様、フロッキー技術はChampion(チャンピオン)の名技術として知られています。
Championの特徴
Champion(チャンピオン)はニット製品の卸から始まり、セーターなどを製造していましたが、スウェットの高い品質が認められ米軍の訓練用ウェアや大学のアスレチックウェアとして注目されるようになりました。
その後、大学のブックストア(大学生協)からタウンウェアとして一般学生へと広まっていったのです。
さらにその高い機能性は、プロスポーツの世界にも広がっていきました。
MILITARY
Champion(チャンピオン)は米軍にもプロダクトを提供しています。
米軍は「MILスペック」という軍装備品に関する厳しい基準があり、その厳しいテストをクリアした物だけが正式に採用されるのですが、Champion(チャンピオン)はその厳しい審査をクリアしたお墨付きのあるブランドです。
米軍はトレーニングウェアにChampion(チャンピオン)のスウェットを採用しており、さらに直接軍部や軍内のショップにも製品が供給されています。
当然のことながら、ミリタリーが使用するアイテムは過酷な環境にも耐えうるものでなければならず、耐久性と保湿性、動きやすさなど機能性を兼ね備えていなければいけません。
Champion(チャンピオン)のスウェットシャツの高いクオリティは信頼を獲得し、アメリカ全土で注目されるブランドとなったのです。
SPORTS
Champion(チャンピオン)は、1989年にNBA(全米プロバスケットボールリーグ)の独占公式ユニフォームサプライヤーになりました。
さらに1992年にはバルセロナオリンピック、1994年の世界選手権、1996年のアトランタオリンピックにおいてはNBAのスターが勢揃いしたDREAM TEAMの公式ユニフォームにChampion(チャンピオン)が貢献しています。
また、1996年のWNBA(全米ウィメンズプロバスケットボールリーグ)の設立の際にはチャンピオンがオフィシャルスポンサーとしてサポートを行い、スポーツブランドとしての地位を確立したのです。
COLLEGE
1924年にミシガン大学がスポーツ部のウォーミングアップウェアにチャンピオンのスウェットを購入したことから、Champion(チャンピオン)と全米大学の取引が開始されました。
そのウェアは、やがて大学のブックストアで販売されるようになり、一般の学生にも広まりカジュアルウェアとして進化をしたのです。
ブックストアとは日本でいう大学内にある生協なのですが、かつては本や文房具の販売しかしていませんでした。
しかし、Champion(チャンピオン)の大学名をプリントしたスウェットシャツを展開したことがきっかけとなり、様々な日用品を扱うようになったというエピソードがあります。
現在においても、アイビーリーグを含む全米2500校以上のブックストアでChampion商品が販売されています。
Championの公式サイト
Champion(チャンピオン)の公式サイトでは、チャンピオンの歴史や商品に対するこだわり、さらにはニュースなどを見ることができます。
また、オンラインストアで商品を購入することも可能です。
他にもFacebookやTwitter(X)、Instagram、YouTube、LINEなどが利用できます。
FacebookやInstagramでは最新情報やコーディネートなどを発信しており、Twitter(X)ではタウンユースできるアパレルアイテムとスポーツ専門の2つのチャンネルが配信されています。
公式ページだけでなく、InstagramやLINEで商品を購入することが可能です。
Champion おすすめアイテム紹介
Championのおすすめアイテムをご紹介します。
どれもブランドを代表する人気アイテムばかりとなりますので、是非チェックしてみてください。
Champion ボアフリースフルジップパーカー
Champion スクリプトロゴジップフーデッドスウェットシャツ
Champion スクリプトロゴ フーデッドスウェットシャツ
Champion ボアフリースフルジップジャケット
Champion スクリプトロゴクルーネックスウェットシャツ
まとめ:Champion ブランドリリース
Champion(チャンピオン)は長い歴史のあるアメリカに愛されているスポーツブランドです。
いつの時代も品質にこだわり、より良い物造りに挑戦してきました。
特徴は機能的なデザインと耐久性・素材・縫製など細部へのこだわり。
脈々と受け継がれたクラフトマンシップは、「THE KING OF SWEATSHIRTS」として多くのファンに愛用されています。
PROFILE
- 古着屋「BUYER'S GARMENT」を運営する元メンズアパレルデザイナー。
セレクトショップのECサイト運用担当後、WEBマーケティング業界に従事し、事業部長などのキャリアを経験。
起業後は「サーフ」「アウトドア」「スポーツ」「ストリート」などのアクティブなメンズファッションやライフスタイル情報を発信するIDEALVINCI専属ブロガーとしても活躍。「メンズ古着」「リユースファッション」などの情報も発信。
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