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努力を惜しまなかったCarharttの歴史と特徴

2024年2月8日

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努力を惜しまなかったCarharttの歴史と特徴

2024年2月8日

Carhartt

アメリカを代表するワークウェアブランド「Carhartt(カーハート)」ですが、長い歴史がありながらも中々軌道に乗るまでに時間がかかりました。

そんなCarhartt(カーハート)が現在のような大きいブランドに至ったのは、鉄道技師のためのワークウェアを開発したことがきっかけでした。

下積み時代があったということは想像できませんが、不遇の時代があったからこそ現在まで愛されるブランドへと成長したのでしょう。

 

Carharttの歴史

1855年医師の父ジョージ・カーハートと母レファ・ジェーンとの間に生まれた子が、後のブランド創設者であるハミルトン・カーハートです。

ハミルトン・カーハートは27歳の頃、衣料品の卸売業を始め、その2年後に家具や手袋の卸業会社「ハミルトン・カーハート&カンパニー」を設立しました。

その後、1889年に労働者に向けたワークウェアを製造することを決め、社名を「ハミルトン・カーハート・マニファクチュア」に変えてワークウェアの生産をスタートさせました。

その時に作った最初の商品が丈夫なダック地とデニムで作られたオーバーオールであり、これがCarhartt(カーハート)の始まりです。

船の帆にも使われていたら丈夫な素材を使った商品で、労働者にとっても良質な商品だったのにも関わらず、ブランドが軌道に乗ることはありませんでした。

ハミルトン・カーハートはものづくりを見直し、鉄道員にフォーカスを当て、商品改良のアドバイスを鉄道技師に求めました。

その結果、デニム・12オンスのコットンキャンバスを使って耐久性や着心地を突き詰め、工具用ポケットなど機能性が優れたオーバーオールを完成させることができました。

このオーバーオールは人気を集め、その後Carhartt(カーハート)の代表的な商品となりました。

1910年には大きくブランドが成長し、8つの縫製工場と2つの紡績工場を抱えるまでになり、社名も「ハミルトン・カーハート・コットンミルズ」に変更しました。

1925年には、オーバーオールやシャツなど幅広くワークウェアを製造するようになりました。

 

Carharttの特徴

Carhartt(カーハート)がブランドとしてここまで大きく成長するようになったのは、Carhartt(カーハート)ならではの特徴があるからだと思われます。

 

年代ごとに変化しているロゴ

Carhartt(カーハート)のロゴは年代ごとに変化しており、タグでいつのものか判別できることが古着ファンの間でも楽しみになっている要素です。

現在はギリシャ神話に出てくる豊穣の角がモチーフになっており、産業の発展をイメージしています。

特に人気なロゴは1930~40年代に使われていた単色のハートロゴでUNION MADEと記載されているなど、労働者のためのブランドということを表している時代でした。

その後に出た赤と青の2色のロゴも人気があり、この時代のものはよく出回っています。

 

ワークウェアならではの丈夫さと機能性

Carhartt(カーハート)の商品は、ワークウェアブランドならではの丈夫さと機能性を重視しているところが特徴的です。

代表的なアイテムのオーバーオールは厚手のダック地で作られており、傷みにくいように作られています。

またツールポケットやハンマーポケットを備えているなど、機能性を重視した造りになっているところもポイントです。

その他のアイテムもポケットにこだわっていたり、耐久性に優れているものばかりです。

 

他ブランドとのコラボ

Carhartt(カーハート)はたくさんのブランドとコラボしていることもあり、sacai(サカイ)やA.P.C(アー・ペー・セー)、IAB Studio(アイエービー スタジオ)などと一緒に様々な商品を作り出しています。

多くのブランドとコラボすることでより新しいインスピレーションが生まれたり、認知度も高くなっているのもCarhartt(カーハート)の魅力的な部分の一つです。

 

シンプルで着やすいデザイン

Carhartt(カーハート)の商品はシンプルなデザインで着回ししやすいところも特徴的です。

着る人を選ばないシンプルなデザインとシルエットなので誰でも着やすく、コーディネートに合わせやすいところが評価されています。

カラーバリエーションも豊富なので、シンプルなデザインの中でも色々ファッションを楽しめる点も良いでしょう。

 

Carharttの人気商品

シンプルで着やすい商品が多くありますが、その中には人気の商品がたくさんあります。

 

HOODED VISTA SWEATSHIRT

裏地に保温性の高い起毛素材を使用したパーカーでゆったり着れるシルエットが特徴的です。

ピグメント加工染めがされているため、着古したような色合いが表現されているので古着風に着れるところもポイントです。

 

S/S POCKET T-SHIRT

ショートスリーブのポケットTシャツで、ポケットにワンポイントとしてCarhartt(カーハート)のロゴラベルがついているのがおしゃれなTシャツです。

流行りに流されることなく長く着続けられるシンプルなデザインなので、1枚持っておけば助かるアイテムです。

生地感が良く、リラックスして着れるところもポイントです。

 

OG CHORE COAT - Black

ノルコデニムを使用したデニムジャケットで、ルーズなシルエットが特徴的なアイテムです。

裏地にはブランケットライニングが貼られていて保温性が高く、トリプルステッチなので耐久性に優れている機能性の高いところがポイントです。

ポケットのステッチがおしゃれで、胸元にラベルがワンポイントあるのも良いです。

 

PHILIS BACKPACK

21.5Lと大容量なところが嬉しいバックパックです。

撥水加工がされているので多少の雨風ならしのげますし、パッド入りの内ポケットも搭載されているので機能性も抜群です。

アウトドアでも普段使いでも使える優れものです。

 

RUGGED CAP

オーガニックコットンコーデュロイを使用したキャップで、フロントの刺繍がおしゃれな商品です。

被る人を選ばないシルエットの美しさが良く、コーデュロイ生地なので一味違ったおしゃれを楽しめるところがポイントです。

カラーバリエーションはシンプルなブラック・ブラウンとワンポイント差し色として使えるようなダークグリーンがあるので、色々なコーディネートが試せます。

 

Carharttの公式サイトとSNS

Carhartt(カーハート)の公式サイトでは商品一覧を見られるだけでなく、LOOK BOOKも載っているので着こなしを勉強できたりと、とても見応えのあるサイトになっています。

Carhartt(カーハート)の商品が気になった方はぜひチェックしてください。

公式サイト:https://carhartt-wip.jp/

Instagram:https://www.instagram.com/carharttwip_jp/

X(旧Twitter):https://twitter.com/CarharttWIP_jp

 

Carhartt おすすめアイテム紹介

Carharttのおすすめアイテムをご紹介します。

どれもブランドを代表する人気アイテムばかりとなりますので、是非チェックしてみてください。

 

Carhartt スウェットプルオーバーパーカー

 

Carhartt QUILTED FLANNEL LINED DUCK ACTIVE JACKET

 

Carhartt ポケット付き半袖Tシャツ

 

Carhartt DETROIT DUCK JACKET

 

Carhartt アクリルニットキャップ

 

まとめ:Carhartt ブランドリリース

Carhartt(カーハート)は長い歴史の中で日の目を見れずに苦労してきた期間がありましたが、逆境に負けず奮闘してきたブランドです。

過去の努力があるからこそ、現在のアメリカを代表するワークウェアブランドへと成長することができました。

ワークウェアブランドといっても誰でも着こなせるシンプルなデザインが多いブランドなので、興味のある方はぜひチェックしてください。

PROFILE

IDEALVINCI
IDEALVINCIメンズファッション専門WEBライター
古着屋「BUYER'S GARMENT」を運営する元メンズアパレルデザイナー。
セレクトショップのECサイト運用担当後、WEBマーケティング業界に従事し、事業部長などのキャリアを経験。

起業後は「サーフ」「アウトドア」「スポーツ」「ストリート」などのアクティブなメンズファッションやライフスタイル情報を発信するIDEALVINCI専属ブロガーとしても活躍。「メンズ古着」「リユースファッション」などの情報も発信。

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