ファッションECサイトの商品説明文を書いているとき、雑誌に書いてあるようなプロっぽい文章にしたくて、ファッション用語を探したり調べたりするのに苦労したことがありませんか?
この記事では、主にメンズファッション雑誌でよく使われている業界人には当たり前のプロっぽいファッション用語を解説付きで一覧にしているので、こちらに書いてあるファッション用語を使うだけで「雑誌のようなプロっぽい商品説明文」を簡単に書くことができます。
特にファッション業界の経験が少ない方や、ファッションECの担当が初めてといった方にとって、この記事に書いてある用語の意味を理解して文章に使うことで、魅力的な商品説明文を書くことができるようになります。
ファッションアイテムの商品説明文を年間2,000点以上書いてきた筆者が役に立つと思ったファッション用語をピックアップしていますので、「雑誌のようなプロっぽい商品説明文」を書くのに苦労している方はぜひ保存版としてお使いください。
目次
- 1 商品説明文をレベルアップさせるファッション用語集
- 1.1 ヘビーデューティー(heavy-duty)
- 1.2 ラギッド(rugged)
- 1.3 アイコニック(iconic)
- 1.4 オーセンティック(authentic)
- 1.5 モダナイズ(modernize)
- 1.6 OD
- 1.7 マウンパ
- 1.8 タウンユース(town use)
- 1.9 デイリーユース(daily use)
- 1.10 ユーティリティ(utility)
- 1.11 ファッショナブル(fashionable)
- 1.12 アーティスティック(artistic)
- 1.13 スタイリッシュ(stylish)
- 1.14 アーバン(urban)
- 1.15 ヨーロピアン(European)
- 1.16 ルックス(looks)
- 1.17 シーン(scene)
- 1.18 トラッド(trad)
- 1.19 秀逸
- 1.20 ギミック(gimmick)
- 1.21 フィット(fit)
- 1.22 スペック(spec)
- 1.23 ディテール(detail)
- 1.24 ステッチワーク(stitch work)
- 1.25 マテリアル(material)
- 1.26 サイジング(sizing)
- 1.27 タイドアップ(tied up)
- 1.28 パッカブル(Packable)
- 1.29 ワンマイルウェア(ONE MILE WEAR)
- 1.30 アイウエア(eyewear)
- 2 まとめ
商品説明文をレベルアップさせるファッション用語集
ここからはファッション業界人のようなプロっぽい商品説明文を書くのに役立つファッション用語をご紹介していきます。
ファッションEC担当者はもちろん、ライターやメディアなどのライティングを仕事にしている方や、メルカリなどのフリマ出品をする際にも役立つ用語が多いと思います。
微妙なニュアンスを伝えたり、画像だけでは伝えきれない付加価値を文章に盛り込んだりするのに役立つワードですので、用語の意味を理解した上で、上手に使用するようにしましょう。
ヘビーデューティー(heavy-duty)
耐久性に優れた、頑丈な道具や衣服という意味で、実用的なアイテムやワーキングウェアなどに使われる用語です。
使用例としては、「100年以上の歴史がある王道ブランドならではのヘビーデューティーな逸品」などのように使います。
ラギッド(rugged)
無骨な、ごつごつした、丈夫な、粗野な、といった意味です。ファッションでは「男性らしさ」「男らしい」などの表現をするのに多く使います。
使用例としては、「定番のワークウェアらしさが残るラギッドなオーバーオール」などのように使います。
アイコニック(iconic)
IT用語の「アイコン」から派生した言葉で、シンボルや象徴のような意味で使われる用語です。
使用例としては、「ブランドの世界観を反映したアイコニックなデザイン」などのように使います。
オーセンティック(authentic)
正統な、正真正銘の、本物の、といった意味で使われる用語です。
使用例としては、「英国紳士をイメージさせるオーセンティックなスタイル」などのように使います。
モダナイズ(modernize)
現代化する、といった意味で使われる用語です。
使用例としては、「過去の銘品を独自の解釈によりモダナイズしたデザイン」などのように使います。
OD
アウトドア(OUTDOOR)の略称です。
使用例としては、「ODウェア」「ODシーン」などで使います。
マウンパ
マウンテンパーカーの略称です。
使用例としては、「キャンプコーデの定番アイテムでもある機能性の高いマウンパ」などで使います。
タウンユース(town use)
市街地や近場などで着られる街着としての使用・用途という意味で使われる用語です。
使用例としては、「タウンユースとしても活躍する実用性と機能性を兼ね備えたアウトドアウェア」などで使います。
デイリーユース(daily use)
日常的に使うことができるもの。普段使いに適したアイテムや商品という意味です。
使用例としては、「使い勝手の良いデイパックはデイリーユースにおすすめのアイテム」などで使います。
ユーティリティ(utility)
役に立つ、有用な商品やアイテムという意味です。ファッションでは主に色々なスタイルやコーディネートなどに着用できる使い勝手の良いアイテムなどに多く使います。
使用例としては、「キャンプにはもちろん、普段使いにも活躍するユーティリティなベスト」などで使います。
ファッショナブル(fashionable)
流行を取り入れた服装や衣服という意味です。
使用例としては、「モードな雰囲気にも合わせられるファッショナブルなアウター」などで使います。
アーティスティック(artistic)
芸術的、優雅な、趣のある、といった意味です。ファッションでは主にデザインなどの表現方法に使います。
使用例としては、「コーディネートにアクセントをプラスするアーティスティックなプリントデザイン」などで使います。
スタイリッシュ(stylish)
流行に合った、今風の、粋な、洗練された、お洒落な、といった意味です。ファッション業界では使用する頻度が多い表現方法です。
使用例としては、「都会的な雰囲気を感じさせるスタイリッシュなバッグ」などで使います。
アーバン(urban)
都市の、都会的な、という意味です。ファッションでは「アーバンスタイル」や「アーバンライク」、「アーバンウェア」などに使われ、「アーバンアウトドア」「アーバンスポーツ」などのような使い方もあります。
使用例としては、「洗練されたアーバンスタイルを楽しめるおすすめのアイテムを紹介」などで使います。
ヨーロピアン(European)
ヨーロッパ人の、ヨーロッパ風の、という意味です。
使用例としては、「上品で気品の高いヨーロピアンカジュアルを楽しめるシャツ」などで使います。
ルックス(looks)
ファッション業界では主に商品やアイテムの「見た目」や「デザイン」のことに使われます。
使用例としては、「老舗ブランドならではのカジュアルなルックスが特徴のブルゾン」などで使います。
シーン(scene)
景色、風景、光景、現地、などの意味です。ファッション業界では「アウトドアシーン」「スポーツシーン」「アクティブシーン」など「〜の場面で」「〜のときに」といった意味で使われます。
使用例としては、「夏のアウトドアシーンにぴったりの機能的な帽子」などで使います。
トラッド(trad)
伝統的、保守的、といった意味です。「トラディショナル」の和製英語でもあります。ファッションでは主にイギリス発祥のブランドやスタイルなどの表現に多く使います。
使用例としては、「ゴルフウェアとしても人気のトラッドなポロシャツ」などで使います。
秀逸
他と比べて抜群に優れている、という意味です。ファッションでは部分的なデザインや仕様、機能性などの表現に多く使います。
使用例としては、「ワークウェアを熟知した職人の秀逸なステッチワークが特徴的なシャツ」などで使います。
ギミック(gimmick)
ちょっとした仕掛け、工夫、からくり、という意味です。ファッションでは主に機能性や用途などの表現に多く使います。
使用例としては、「2WAYとしても使えるプロ好みのギミックが施された商品」などで使います。
フィット(fit)
適した、適合する、といった意味です。ファッションでは洋服が体にぴったりと合う、といった意味でも使いますが、ここではスタイルや環境、場面などに合ったアイテムという意味をご紹介します。
使用例としては、「本格的なキャンプにもフィットするプロ御用達のアウトドアアイテム」などで使います。
スペック(spec)
性能や仕様、といった意味です。ファッション業界では主に生地などの素材や機能性などに使います。
使用例としては、「秋冬シーズンに欠かせない防風・防水仕様が備わった高スペックのダウンジャケット」などで使います。
ディテール(detail)
細部、細かい部分、といった意味です。ファッションでは、主に部分的なデザインや仕様、機能性などの意味で多く使います。ポケットのデザインや袖口の仕様、ボタンの位置などを説明するときに使うことが多いです。
使用例としては、「ワークウェアならではの機能性に特化したディテールを採用」などのように使います。
ステッチワーク(stitch work)
ファッション業界では、特徴的な縫い目や刺繍、エンブロイダリーなどのデザインに関係する縫い方を表現する場合に多く使います。
使用例としては、「エスニックな雰囲気を感じさせる独特なステッチワークが特徴」などのように使います。
マテリアル(material)
材料、資材、原料などの意味で、ファッションでは主に生地や布地、織物などの素材について説明するときに多く使います。
使用例としては、「さまざまな環境に対応できる高機能なマテリアルを採用したアウトドアウェア」などのように使います。
サイジング(sizing)
ファッションでは、主に体型に合った最適なサイズの事やサイズの着こなし方、スタイル全体のサイズバランス、などの意味で使われることが多いです。
使用例としては、「カジュアルになり過ぎない絶妙なサイジングのチェックシャツ」などのように使います。
タイドアップ(tied up)
ネクタイを締めたスタイルのことで、ビジネスシーンに多く見られるジャケットやスーツなどにネクタイを合わせるコーディネートなどの意味で使います。
使用例としては、「カジュアルなシーンからタイドアップまで幅広く使いこなせるアウター」などのように使います。
パッカブル(Packable)
包装が可能な、という意味で、ファッションでは折りたたんでコンパクトに収納することができる、持ち運びに便利なウェアやアイテムのことを言います。
「人気のパッカブルウェア」「便利なパッカブル仕様」などのように使います。
ワンマイルウェア(ONE MILE WEAR)
ワンマイル=約1.6kmの家から歩ける距離に着ていけるファッションアイテムのことです。
ルームウェアほどラフ過ぎず、タウンウェアほどキメ過ぎない、生活圏内をお出かけするのに最適なリラックスウェアのこと。
アイウエア(eyewear)
眼鏡のことで、ファッションでは主にサングラスや伊達めがねなどのファッションアイテムとして用いるメガネのことを指すときに使います。
まとめ
今回はファッションECサイトの担当者にとって役に立つ「雑誌のようなプロっぽい商品説明文」が簡単に書けるようになるファッション用語をご紹介しました。
特にファッション業界の経験が少ない方や、ファッションECサイトが初めてという方にとって、適切なファッション用語がすぐに思い浮かばず調べるのに苦労することが多いと思います。
この記事に書いてあるファッション用語はまだまだ一部で、役立ちそうなファッション用語を随時アップデートしていきたいと思っていますので、ぜひ保存版として活用してもらえればと思います。
また、ファッションECサイトの担当者はもちろん、ファッション関連のライターやメディアなどを仕事にしている方にも有用だと思いますので、ご友人や職場の方々にもぜひシェアしてみてください。
PROFILE
- 古着屋「BUYER'S GARMENT」を運営する元メンズアパレルデザイナー。
セレクトショップのECサイト運用担当後、WEBマーケティング業界に従事し、事業部長などのキャリアを経験。
起業後は「サーフ」「アウトドア」「スポーツ」「ストリート」などのアクティブなメンズファッションやライフスタイル情報を発信するIDEALVINCI専属ブロガーとしても活躍。「メンズ古着」「リユースファッション」などの情報も発信。
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