Paraboot（パラブーツ）とは？【ブランドリリース】

フランスの高級靴ブランドとして知られるParaboot（パラブーツ）は、耐久性とデザイン性を兼ね備えた靴作りで、多くのファッション愛好者に支持されています。

その歴史は革新的な挑戦と職人技術の融合によって彩られ、今もなお進化を続けています。

この記事では、Paraboot（パラブーツ）のブランドの起源や歴史、創業者の経緯、デザインの特徴とスタイルなどについて詳しくご紹介します。

1 Parabootの起源と歴史
2 創業者レミー・リシャール・ポンヴェール
3 Parabootのデザインの特徴とスタイル
4 まとめ：Paraboot（パラブーツ）ブランドリリース

Parabootの起源と歴史

Paraboot（パラブーツ）は、フランスの高級靴ブランドとして世界中で知られています。

その起源と歴史は、革新的な技術とデザインの追求によって築かれてきました。

創業者レミー・リシャール・ポンヴェールと靴工房の設立

1908年、フランス東部のイゾーという町で、革の裁断師であったレミー・リシャール・ポンヴェール氏が小さな靴工房を開設しました。

当初はアルピニストや軍関係者向けの登山靴を製作しており、その高品質な製品は多くの顧客から支持を受けました。

アメリカでの発見とブランド名の由来

1926年、レミー氏はアメリカを訪れ、現地でラバーソールを使用した靴に出会いました。

これに着想を得た彼は、ブラジルのパラ港から天然ラテックスを輸入し、翌年にはラバーソールを採用した靴の生産を開始しました。

ブランド名「Paraboot（パラブーツ）」は、このパラ港の名前に由来しています。

定番モデル「ミカエル」の誕生

1945年、Paraboot（パラブーツ）の定番モデルである「ミカエル」が登場しました。

このチロリアンシューズは、登山靴のデザインを基にしており、耐久性と快適性を兼ね備えています。

その独特のデザインと履き心地の良さから、多くの人々に愛され続けています。

自社製ラバーソールとリスレザーの開発

Paraboot（パラブーツ）は、ラバーソールを自社生産する数少ない革靴メーカーの一つです。

また、独自に開発した「リスレザー」は、通常よりも多くの油分を含み、水に強く、雨に打たれてもシミになりにくい特性を持っています。

これにより、長時間の使用でも快適な履き心地を提供しています。

世界への展開と日本での人気

Paraboot（パラブーツ）は、フランス国内のみならず、世界各国に進出しています。

日本では、2001年に東京・南青山に初の直営店をオープンし、その後も大阪、銀座、札幌などに店舗を展開しています。

その高品質な製品は、日本の多くのファッション愛好者からも支持を受けています。

このように、Paraboot（パラブーツ）は革新的な技術とデザインで世界中の人々に愛され続けています。

その歴史は、常に品質と顧客満足を追求してきた結果であり、今後もその伝統は受け継がれていくことでしょう。

創業者レミー・リシャール・ポンヴェール

Paraboot（パラブーツ）の創業者、レミー・リシャール・ポンヴェール氏は、フランスの靴業界に革新をもたらした人物です。

彼の生涯と業績を振り返り、その影響を探ります。

革の裁断師から靴職人へ

1878年、フランス東部のイゾーに生まれたレミー・リシャール・ポンヴェール氏は、農家の家庭で育ちました。

彼は革の裁断師としての技術を習得し、1908年にイゾーでアルピニストや軍関係者を顧客とするオーダーメイドの靴工房を開設しました。

この工房は、企業経営者や登山家など、多様な顧客層に支持されました。

リシャール・ポンヴェール社の設立と革新的な挑戦

1910年、レミー氏はリシャール・ポンヴェール社を設立し、本格的な革靴の製造を開始しました。

1920年には、山岳労働者向けの編み上げブーツ「ガリビエ」を発売し、その名称を商標登録しました。

1926年、レミー氏は英語が話せないにもかかわらずアメリカへ渡り、現地でラバーソールの靴に出会いました。

この経験から、彼はブラジルのパラ港から天然ラテックスを輸入し、ラバーソールの靴を製造するという革新的な試みに挑戦しました。

この港の名前にちなんで、ブランド名を「Paraboot（パラブーツ）」と命名しました。

家族経営とブランドの発展

レミー氏の息子、ジュリアン・リシャール・ポンヴェール氏は、1937年に建設労働者や測量士向けにチロリアンシューズをベースとした「モジーン」を発売しました。

さらに、1945年には「ミカエル」を発表し、これらのモデルはParaboot（パラブーツ）の定番として知られるようになりました。

レミー・リシャール・ポンヴェール氏の革新と情熱は、Paraboot（パラブーツ）の基盤を築き、現在も世界中のファッション愛好者から支持されています。

Parabootのデザインの特徴とスタイル

Paraboot（パラブーツ）は、フランス発の高級靴ブランドとして、その独自のデザインとスタイルで世界中のファッション愛好者から高い評価を受けています。

以下に、Paraboot（パラブーツ）のデザインの特徴とスタイルについて詳しくご紹介します。

自社製ラバーソールの採用

Paraboot（パラブーツ）の最大の特徴の一つは、自社で製造するラバーソールの採用です。

1927年、ブラジルのパラ港から上質な天然ラテックスを輸入し、自社生産のソールを開発しました。

この厚みのあるソールは、抜群のクッション性と履き心地を提供し、多くのモデルで使用されています。

高い防水性と耐久性を持つリスレザー

Paraboot（パラブーツ）の多くのモデルでは、オイルをしっかりと浸透させたリスレザーが使用されています。

このレザーは非常に高い撥水性を備えており、雨の日でも安心して履くことができます。

また、上品な鈍い光沢を持ち、使い込むほどに独特の風合いが増していきます。

伝統的な製法とモダンなデザインの融合

Paraboot（パラブーツ）は、伝統的な製法を守りながらも、革新的なデザインを取り入れています。

特に、ソールにはオリジナルデザインを採用し、モデルごとに独自の特徴を持たせています。

例えば、ノルヴェイジャン製法で作られる「ミカエル」モデルは、L字ウェルトを用いることで水の浸入を防ぎ、耐久性に優れています。

幅広いスタイルに対応するデザイン

Paraboot（パラブーツ）のデザインは、クラシックなものからモダンなものまで多岐にわたります。

代表的なモデルである「シャンボード」は、クラシックなUチップデザインで、オフィスカジュアルからカジュアルなスタイルまで幅広く対応します。

また、「ミカエル」は独特なチロリアンシューズのデザインで、ラフなスタイルからドレッシーなスタイルまで合わせやすいとされています。

このように、Paraboot（パラブーツ）は高品質な素材と伝統的な製法、そして革新的なデザインを融合させることで、他のブランドにはない独自の魅力を持つ靴を提供しています。

その結果、長年にわたり多くの人々から愛され続けています。

まとめ：Paraboot（パラブーツ）ブランドリリース

Paraboot（パラブーツ）は、その卓越した職人技術と革新的なデザインで、フランス発の高級靴ブランドとして世界中で愛されています。

自社製のラバーソールやリスレザーを用いた高い耐久性と防水性、そして伝統的な製法とモダンなデザインの融合が、他のブランドにはない独自の魅力を生み出しています。

さらに、クラシックからカジュアルまで幅広いスタイルに対応するモデル展開により、多くの人々の足元を彩り続けています。

長年にわたり受け継がれてきたその品質と美しさは、これからも多くのファッション愛好者を魅了し続けるでしょう。

PROFILE

IDEALVINCIメンズファッション専門WEBライター

古着屋「BUYER'S GARMENT」を運営する元メンズアパレルデザイナー。
セレクトショップのECサイト運用担当後、WEBマーケティング業界に従事し、事業部長などのキャリアを経験。

起業後は「サーフ」「アウトドア」「スポーツ」「ストリート」などのアクティブなメンズファッションやライフスタイル情報を発信するIDEALVINCI専属ブロガーとしても活躍。「メンズ古着」「リユースファッション」などの情報も発信。