
日本製セルビッジデニムは、素材・製法・デザインのすべてにおいて高い水準を誇り、世界中のデニム愛好家を魅了し続けています。
シャトル織機によって生み出される味わい深い生地、職人の手仕事による丁寧な縫製、そして穿き込むほどに現れる唯一無二の色落ち――それらはまさに“育てるデニム”の醍醐味です。
数多くの優れた国産ブランドが存在するなかで、自分に合った一本を見つけることは、日々のスタイルに深みと個性を与えてくれるはずです。
丁寧なケアを続けることで、時と共に自分だけの味わいへと育っていく一本。
そんな特別なデニムとの出会いを、ぜひ楽しんでください。
目次
- 1 セルビッジデニムとは?基本知識と魅力を知る
- 2 なぜ日本製セルビッジデニムが選ばれるのか?
- 3 初心者が知っておきたい日本製セルビッジデニムの選び方
- 4 日本製セルビッジデニムの人気ブランド18選
- 4.1 桃太郎ジーンズ(MOMOTARO JEANS)
- 4.2 PURE BLUE JAPAN(ピュアブルージャパン)
- 4.3 SAMURAI JEANS(サムライジーンズ)
- 4.4 STUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダルチザン)
- 4.5 FULLCOUNT(フルカウント)
- 4.6 DENIME(ドゥニーム)
- 4.7 THE FLAT HEAD(フラットヘッド)
- 4.8 RESOLUTE(リゾルト)
- 4.9 BIG JOHN(ビッグジョン)
- 4.10 JAPAN BLUE JEANS(ジャパンブルージーンズ)
- 4.11 WAREHOUSE(ウエアハウス)
- 4.12 TCB jeans(ティーシービージーンズ)
- 4.13 FOB FACTORY(エフオービーファクトリー)
- 4.14 UES(ウエス)
- 4.15 CANTON OVERALLS(キャントンオーバーオールズ)
- 4.16 KURO(クロ)
- 4.17 EVISU(エヴィス)
- 4.18 Japan Rags(ジャパンラグス)
- 5 セルビッジデニムを長く楽しむためのお手入れ方法
- 6 日本製セルビッジデニムはどこで買える?おすすめの購入先
- 7 まとめ:世界中のデニム愛好家を魅了し続ける日本製セルビッジデニム
セルビッジデニムとは?基本知識と魅力を知る

セルビッジ(赤耳)デニムとは?──端に“耳”があるデニムの特徴
「セルビッジデニム」とは、旧式のシャトル織機で織られたデニム生地のことを指し、布端にほつれ止めの“耳”があるのが特徴です。
この「耳」は布の端が折り返されて織られているため、裁断してもほつれにくく、耐久性が高いのが利点です。
特に赤い糸が縫い込まれたセルビッジは「赤耳」と呼ばれ、ヴィンテージジーンズの象徴的なディテールとして愛されています。
セルビッジデニムは、見た目の美しさだけでなく、手間をかけて丁寧に作られるという希少性もその魅力の一つです。
シャトル織機が生み出す独特の風合い──現代デニムとの違い
セルビッジデニムは、旧式の「シャトル織機」によって時間をかけてゆっくり織られます。
この製法によって、表面に独特の凹凸(いわゆる“ザラ感”)が生まれ、穿き込むほどに美しい色落ちやアタリが現れます。
一方、現代の主流である「エアジェット織機」は高速大量生産が可能ですが、平滑で均一な表面になりやすく、経年変化の表情は控えめです。
そのため、デニムファンや職人気質なブランドは、今なおシャトル織機によるセルビッジデニムにこだわり続けています。
生産効率よりも“味”や“育てる楽しみ”を大切にする人々にとって、セルビッジデニムは唯一無二の存在です。
世界が認めた日本製セルビッジデニムの魅力
日本のセルビッジデニムが世界的に評価されている理由は、その圧倒的な品質と職人技にあります。
特に岡山県・児島や広島県福山市などの地域では、旧式織機を維持・稼働させ続け、世界トップクラスのデニム生地を生産しています。
その生地はLevi'sやAPCなどの海外有名ブランドからも高く評価され、OEM提供されるほどの信頼を集めています。
また、日本人ならではの“細部へのこだわり”や、糸選び・染色技術・縫製の丁寧さも魅力の一つです。
こうした背景から、日本製セルビッジデニムは「育てる楽しみ」を重視する世界中のデニム愛好家たちに愛されています。
なぜ日本製セルビッジデニムが選ばれるのか?

岡山・児島・広島に根付く世界最高峰のデニム生地技術
日本製セルビッジデニムが高く評価される最大の理由は、織布技術の高さにあります。
特に岡山県の児島や広島県福山市は、デニム生地の聖地として世界的に知られており、旧式のシャトル織機を使った丁寧な生地作りを今なお守り続けています。
たとえば、児島地域では明治時代から繊維業が盛んで、現在も多くの専門工場が集積し、糸の選定から染色・織布・加工まで一貫した生産体制を構築しています。
このような地域密着型のモノづくりが、日本製デニムの品質を底上げしているのです。
穿き込むほどに現れる、自然な色落ちとエイジング
日本製セルビッジデニムの魅力として、多くのファンが語るのが「色落ち(フェード)の美しさ」です。
シャトル織機による不均一な糸のテンションとインディゴ染めの深さが相まって、穿き込むことで唯一無二のアタリやヒゲが現れます。
特に「縦落ち」と呼ばれる縦方向の濃淡の変化は、日本製デニムならではの美しさとされており、時間をかけて育てる楽しみを提供してくれます。
ファストファッションの均質な製品とは異なる、“自分だけの1本”に育てる醍醐味が、多くのユーザーの心をつかんで離しません。
職人による縫製とディテールのこだわり
セルビッジデニムは生地の品質だけでなく、縫製や仕上げの技術によっても完成度が左右されます。
日本製デニムブランドの多くは、ボタンフライの打ち込み、チェーンステッチによる裾の仕上げ、隠しリベットなど、ヴィンテージ仕様を再現した細部までこだわり抜いています。
こうした職人の丁寧な手仕事は、海外ブランドにはない日本独自の魅力として支持されており、“作り込みの美学”が詰まった1本として世界中のコレクターからも注目されています。
海外有名ブランドからも信頼されるOEM供給先
日本のセルビッジデニム生地は、海外有名ブランドにも多数採用されており、その多くが岡山・広島の工場から提供されています。
たとえばフランスのA.P.C.やアメリカの3sixteen、デンマークのNudie Jeansなどが、日本製生地を用いたコレクションを展開しています。
これは、日本のデニム生地が「ただの素材」ではなく、「ブランド価値を高める要素」として機能していることを意味します。
日本の織布技術・染色技術がいかに高水準で、世界における信頼を得ているかを示す好例といえるでしょう。
初心者が知っておきたい日本製セルビッジデニムの選び方

糸の種類で穿き心地が変わる──ジンバブエコットンなどの素材選び
日本製セルビッジデニムの選び方において、まず注目すべきなのが「糸の種類」です。特に人気なのがジンバブエコットンを使用したデニム。
これは、手摘みによって収穫される長繊維綿で、油分を多く含み、しなやかで柔らかい肌触りが特徴です。
穿き始めから比較的馴染みやすく、長時間着用してもストレスが少ないのが魅力です。
一方で、アメリカ産コットンなどはハリがあり、ゴツゴツとした質感としっかりした色落ちを楽しみたい方に適しています。
糸の産地や紡績方法は、穿き心地や経年変化の方向性に大きく影響するため、選ぶ際の重要なチェックポイントです。
防縮加工の有無をチェック──サンフォライズド or ノンウォッシュ?
セルビッジデニムには、防縮加工(サンフォライズド)が施されているものと、未加工(ノンウォッシュ)のものがあります。
防縮加工済みのデニムは、洗濯後の縮みが少なく、サイズ感も安定しているため、初心者にとって扱いやすいのが利点です。
一方、ノンウォッシュ(リジッド)デニムは、生地が未洗いの状態で販売されるため、穿き込み後に大きく縮むのが特徴。
その分、自分の体型にフィットする「自分だけの一本」に育てることができます。
ただし、洗濯やサイズ選びには注意が必要なため、中上級者向けといえるでしょう。
シルエットで印象が変わる──テーパード・ストレート・バギーなど
日本製セルビッジデニムは、シルエットのバリエーションが豊富で、選ぶ形によって着こなしの印象が大きく変わります。
- テーパード:太ももはゆとりがあり、裾に向かって細くなるシルエット。現代的でスタイリッシュな印象。
- ストレート:股上から裾までまっすぐな形で、王道のクラシックスタイル。体型を選ばず合わせやすい。
- バギー/ルーズフィット:全体的に太めの設計で、ストリートやヴィンテージスタイルと相性抜群。
自分のスタイルやコーディネートに合ったシルエットを選ぶことで、デニムの魅力をより引き出すことができます。
色落ちを楽しむために──経年変化の仕組みと注意点
セルビッジデニムの大きな魅力のひとつが、穿き込むほどに現れる“色落ち”です。
インディゴ染料は摩擦や洗濯によって徐々に落ちていくため、ヒゲ(膝裏や股のシワ部分)、ハチノス(膝裏の折れ)など、着用者特有の経年変化が表れます。
色落ちを最大限に楽しむには、洗濯の頻度や方法にも注意が必要です。
なるべく長く洗わずに穿き込むことでコントラストの強いフェードが期待できる一方、汗や汚れによるダメージも蓄積するため、適度なメンテナンスも必要です。
また、乾燥機の使用は避け、裏返して陰干しすることで、生地の劣化を防ぎつつ、自然なエイジングを楽しむことができます。
日本製セルビッジデニムの人気ブランド18選

桃太郎ジーンズ(MOMOTARO JEANS)
岡山・児島を拠点にする桃太郎ジーンズは、日本製セルビッジデニムを語る上で欠かせない存在。
代表モデル「出陣ライン」は、バックポケットの二本線が象徴的で、海外からも高い人気を誇ります。
糸から染色、縫製に至るまで一貫して国内生産にこだわる本格派ブランドです。
公式サイト:https://momotarojeans.com/
PURE BLUE JAPAN(ピュアブルージャパン)
「インディゴ好きのためのデニム」を掲げるピュアブルージャパンは、自然な縦落ちと柔らかな穿き心地が特徴。
生地に凹凸を持たせる“スラブ糸”を使用し、時間とともに豊かな表情を生む1本に育ちます。
公式サイト:https://www.purebluejapan.jp/
SAMURAI JEANS(サムライジーンズ)
サムライジーンズは、戦国武将の名を冠したモデル展開など、力強い世界観が特徴のブランド。
特厚セルビッジ生地を採用し、濃色かつ重厚な色落ちを楽しめる一本が揃います。
国産デニムの中でも“硬派”な仕上がりを求める方におすすめです。
公式サイト:https://www.samurai-jeans.com/
STUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダルチザン)
1979年創業のステュディオ・ダルチザンは、日本におけるレプリカジーンズのパイオニア。
旧式織機で作られたセルビッジデニムをいち早く復活させ、ヴィンテージ再現の礎を築きました。
ブタのロゴも人気のひとつです。
公式サイト:https://dartisan-onlineshop.com/
FULLCOUNT(フルカウント)
FULLCOUNTは、ジンバブエコットン100%にこだわった柔らかな穿き心地が魅力のブランド。
肌なじみのよい生地感と、クラシックなシルエット設計で、多くのリピーターを獲得しています。
公式サイト:https://fullcount-online.com/
DENIME(ドゥニーム)
1988年に誕生したDENIMEは、アメリカの66モデルを忠実に再現した国産デニムブランド。
現在はウエアハウスの傘下で展開されており、往年のファンからも高く評価されています。
公式サイト:http://denime.jp/
THE FLAT HEAD(フラットヘッド)
THE FLAT HEADは、経年変化の速さ=“高速色落ち”をウリにした国産ブランド。
硬めでハリのある生地が特徴で、タイトなシルエットと美しいヒゲ・ハチノスを楽しめます。
公式サイト:https://www.flat-head.com/
RESOLUTE(リゾルト)
元ドゥニームのデザイナー・林芳亨氏が立ち上げたRESOLUTEは、「デニムは作業着である」という思想に基づき、日常に馴染む穿きやすさと完成されたシルエットを両立。
クセのないデザインでどんなスタイルにも合います。
公式サイト:https://www.resolute.jp/
BIG JOHN(ビッグジョン)
1965年創業のBIG JOHNは、国産ジーンズの元祖と呼ばれる老舗ブランド。
日本で初めて国産ジーンズを製品化し、岡山デニムの歴史を切り開いた存在です。
確かな技術とベーシックなデザインが特徴。
公式サイト:https://bigjohn.co.jp/
JAPAN BLUE JEANS(ジャパンブルージーンズ)
デニム生地メーカー「コレクト」が母体のJAPAN BLUE JEANSは、素材開発力とコストパフォーマンスに優れた新世代ブランド。
生地から縫製までを一貫管理し、海外展開にも積極的です。
公式サイト:https://www.japanblue.co.jp/
WAREHOUSE(ウエアハウス)
WAREHOUSEは、ヴィンテージジーンズを徹底的に分析・再現することを追求するブランド。
ザラ感のある生地や自然な縫製の“揺らぎ”まで再現されており、ヴィンテージ好きから厚い支持を得ています。
公式サイト:https://www.ware-house.co.jp/
TCB jeans(ティーシービージーンズ)
TCB jeansは、1950年代のLevi’sを中心としたヴィンテージジーンズを忠実に再現することで知られるブランド。
工場直販ならではの価格設定と、徹底したディテールへのこだわりが魅力です。
公式サイト:https://tcbjeans.stores.jp/
FOB FACTORY(エフオービーファクトリー)
岡山県倉敷市発のFOB FACTORYは、ファッション性と実用性を両立したデニムを手がけています。
セルビッジを使用しながらも、すっきりとしたシルエットと高い縫製精度で、日常使いにぴったりの一本を展開。
公式サイト:https://fobfactory.jp/
UES(ウエス)
UESは、“丈夫な服を長く使う”をコンセプトに掲げる国産ブランド。
太番手の糸を使い、生地感はしっかり硬め。セルビッジジーンズだけでなく、ワークシャツやスウェット類との相性も抜群です。
公式サイト:https://japaneseselvagejeans.com/
CANTON OVERALLS(キャントンオーバーオールズ)
1963年に誕生した日本初のジーンズブランドCANTONを復活させたブランド。
往年の名品を忠実に復刻するほか、現代的なアップデートも加えており、“日本ジーンズの原点”を味わいたい人におすすめです。
KURO(クロ)
KUROは、ファッション性の高いモードなシルエットと、セルビッジデニムのクラフトマンシップを融合させた新しい感覚のブランド。
都会的なスタイルと本格的な素材を求める層に人気があります。
公式サイト:https://kurodenim.com/
EVISU(エヴィス)
EVISUは1990年代のジーンズブームを牽引したブランドで、バックポケットの“カモメ”ペイントが象徴的。
ポップな要素が強い一方で、生地や縫製は極めて本格的で、品質にも妥協がありません。
公式サイト:https://evisu.jp/
Japan Rags(ジャパンラグス)
Japan Ragsはフランスのデニムブランドですが、日本製セルビッジデニムを使用した別注ラインを展開しています。
フレンチテイストと日本の職人技が融合したユニークな立ち位置で、海外の視点から日本製デニムの魅力を再発見できます。
セルビッジデニムを長く楽しむためのお手入れ方法

洗濯頻度と色落ちの関係──“洗うほど味が出る”は本当?
セルビッジデニムを育てる上で欠かせないのが、洗濯のタイミングとその頻度です。
穿き込み始めの色落ちを強調したい場合は、数ヶ月間洗わずに履き続けるのが定番の方法。
これにより、ヒゲ(太もものシワ)、ハチノス(膝裏の折れ目)、あたり(ポケットや裾の擦れ)といった個性的な色落ちが濃く出てきます。
一方、デニムの衛生面や生地へのダメージを考慮する場合は、1〜2ヶ月に一度の洗濯がおすすめです。
穿く頻度や気候によっても異なるため、自分のライフスタイルに合わせて無理なく取り入れるのが長く楽しむコツです。
裏返して洗う/乾燥機NGの理由──型崩れと退色を防ぐ工夫
セルビッジデニムを洗濯する際は、裏返して洗うことが基本です。
これは、色落ちを最小限に抑えるだけでなく、摩擦による表面のダメージを防ぐためでもあります。
洗濯ネットに入れると、さらに型崩れや糸のほつれを防ぐことができます。
また、乾燥機の使用は厳禁です。高温によって急激に縮んだり、パッチやボタンの劣化を招いたりする原因になります。
洗濯後は裏返しのまま日陰で自然乾燥させることで、色味やシルエットを保ちながら長く愛用することが可能です。
保管時の注意点とエイジングの楽しみ方
デニムの保管にも工夫が必要です。湿気の多い場所や直射日光の当たる場所は、生地の劣化や色焼けの原因となるため避けましょう。
可能であれば、通気性のよいハンガー収納がおすすめです。
折りたたむ場合は、同じ箇所に圧がかからないように時々折り目を変えると、クセが付きにくくなります。
そして何より、セルビッジデニムの最大の魅力はエイジング=経年変化です。
自分の体に合わせて変化していくシワや色落ちは、世界にひとつだけの“育てた証”ともいえる存在。
日々の着用と丁寧なケアを繰り返すことで、長く愛着を持てる一本に育てることができます。
日本製セルビッジデニムはどこで買える?おすすめの購入先

正規取扱店で安心の購入を──Blue in Green、HINOYAなど
日本製セルビッジデニムを確実に手に入れたいなら、まずは信頼のおける正規取扱店がおすすめです。
東京・中目黒の「Blue in Green」や、上野アメ横の老舗「HINOYA(ヒノヤ)」は、日本製デニムを豊富に取り扱う名店として知られています。
これらの店舗では、ブランドごとのフィッティング比較や、生地の厚み・色味の違いなどを直接見て選べるのが大きな魅力です。
スタッフの知識も豊富で、初心者にも丁寧に対応してくれるため、失敗のない1本を選びやすい環境が整っています。
ブランド公式オンラインストアで豊富なサイズ展開を狙う
各ブランドの公式オンラインストアも、購入先として非常に有力です。
とくに地方在住の方や忙しくて店舗に行けない方にとって、公式通販は便利な選択肢となります。
たとえば、RESOLUTE、SAMURAI JEANS、STUDIO D’ARTISANなどは自社サイトで限定モデルやオンライン先行発売品を展開していることもあり、こまめなチェックが重要です。
また、丈詰めや裾上げ対応、無料返品キャンペーンなど、オンライン特典が用意されている場合もあります。
セレクトショップや古着店で掘り出し物を楽しむ
ヴィンテージ志向の方や、お得にデニムを楽しみたい方は、セレクトショップや古着店の活用もおすすめです。
とくに高円寺・下北沢・中崎町・堀江など、古着文化が根付いたエリアでは、日本製セルビッジデニムの名品が思わぬ価格で見つかることも。
また、近年はリユースショップやフリマアプリでも、日本製の本格デニムが多数出品されており、履き込まれたエイジング状態を楽しめる個体を選ぶこともできます。
新品にこだわらず、“味のある一本”を探すのも、デニム好きならではの楽しみ方といえるでしょう。
まとめ:世界中のデニム愛好家を魅了し続ける日本製セルビッジデニム

日本製セルビッジデニムは、素材・製法・デザインのすべてにおいて高い水準を誇り、世界中のデニム愛好家を魅了し続けています。
シャトル織機によって生み出される味わい深い生地、職人の手仕事による丁寧な縫製、そして穿き込むほどに現れる唯一無二の色落ち――それらはまさに“育てるデニム”の醍醐味です。
数多くの優れた国産ブランドが存在するなかで、自分に合った一本を見つけることは、日々のスタイルに深みと個性を与えてくれるはずです。
丁寧なケアを続けることで、時と共に自分だけの味わいへと育っていく一本。
そんな特別なデニムとの出会いを、ぜひ楽しんでください。
PROFILE
- メンズファッション専門WEBライター
- 古着屋「GARATOIRO」「BUYER'S GARMENT」を運営する元メンズアパレルデザイナー。
セレクトショップのECサイト運用担当後、WEBマーケティング業界に従事し、事業部長などのキャリアを経験。
起業後は30万人以上のファッションユーザーに利用されるWEBメディア「IDEALVINCI」専属ブロガーとしても活躍。「メンズ古着」「リユースファッション」などの情報も発信。
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