junhashimoto（ジュンハシモト）とは？【ブランドリリース】

junhashimoto（ジュンハシモト）は、日本のメンズファッションブランドの中でも、シンプルさと機能性を兼ね備えた洗練されたデザインで多くの支持を集めています。

その魅力は、無駄を削ぎ落とした中に光る独自のシルエット、厳選された高品質な素材、そして日常のどんなシーンにもフィットする実用性にあります。

さらに、ミリタリーウェアをラグジュアリーファッションへと昇華させる革新的なアプローチも特筆すべきポイントです。

この記事では、そんなjunhashimoto（ジュンハシモト）の起源と歴史、創業者とデザイナーの背景、デザインの特徴やスタイルについて詳しくご紹介します。

1 junhashimoto（ジュンハシモト）の起源と歴史
2 junhashimoto（ジュンハシモト）創業者：橋本淳
3 junhashimoto（ジュンハシモト）のデザインの特徴とスタイル
4 まとめ：junhashimoto（ジュンハシモト）ブランドリリース

junhashimoto（ジュンハシモト）の起源と歴史

junhashimoto（ジュンハシモト）は、日本のファッションデザイナー、橋本淳氏が2008年に設立したメンズファッションブランドです。

ブランドのコンセプトは、日本独自の“粋”の精神を取り入れたシンプル且つ実用的なリアルクローズの追求にあります。

そのデザインは、無駄を削ぎ落とした中に光るこだわりのディテールが特徴で、着用者の美意識を引き出すことを目指しています。

デザイナー橋本淳の経歴

橋本氏は、地元徳島のセレクトショップでの経験を経て、1996年に大阪のセレクトショップ「L'eclaireur（レクレルール）」でバイヤーとして活動しました。

2000年にはイタリアに渡り、「CARPE DIEM / CDIEM」のデザイナー、マウリツィオ・アルティエリ氏の下で経験を積みました。

2003年に帰国し、翌年には自身のブランド「wjk」を設立。

ミリタリーウェアをラグジュアリーファッションへと昇華させ、日本のメンズファッション界で注目を集めました。

2008年にwjkを離れ、新たに「junhashimoto」を立ち上げました。

ブランドの設立と展開

junhashimoto（ジュンハシモト）は、2009年秋冬コレクションより本格的に始動しました。

2011年には表参道ヒルズにフラッグシップショップをオープンし、その後も名古屋や大阪、伊勢丹新宿店、GINZA SIXなどに店舗を展開しています。

ブランドの設立以降、シンプルなデザインの中に計算し尽くされたシルエットや機能性を融合させたアイテムを提供し続けています。

ブランドの特徴と哲学

junhashimoto（ジュンハシモト）のデザインは、“プラス3cm、マイナス3kg”に見せる計算し尽くされたシルエットが特徴です。

また、「柔と剛」「光と陰」「デザインと機能」など、相反する要素を掛け合わせ、融合させる手法を取り入れています。

これにより、快適さとスマートさを共存させ、着る人の「実用的な美意識」を引き出すことを目指しています。

コラボレーションと多角的な展開

2014年以降、junhashimoto（ジュンハシモト）はファッションの枠を超えた多彩なコラボレーションを展開しています。

ヒルトングループの最高位ホテル「Conrad Tokyo」や、世界的なシガーブランド「Davidoff」との協業をはじめ、日本のモーターサイクルメーカー「KAWASAKI」とのコラボレーションでは、ライディングスーツにもなるハイブリッドウェアを発表し話題を呼びました。

さらに、野村不動産のホテル事業「NOHGA HOTEL」へのユニフォーム制作や、航空会社「Star Flyer」との協業商品『＋FLOW』の発表など、多岐にわたる分野でそのデザイン哲学を発揮しています。

ブランドの歩み

2008年: junhashimotoを立ち上げる。
2009年: 秋冬コレクションより本格始動。
2011年: 表参道ヒルズにフラッグシップショップをオープン。
2012年: 名古屋市に路面店「junhashimoto NAGOYA」をオープン。
2014年: 大阪市に路面店「junhashimoto OSAKA」をオープン。
2016年: 伊勢丹新宿店に「junhashimoto ISETAN」をオープン。
2017年: GINZA SIXに「junhashimoto GINZA」をオープン。

junhashimoto（ジュンハシモト）は、これらの展開を通じて、日本発のブランドとして国内外で高い評価を得ています。

そのデザインは、シンプルでありながら細部にまでこだわり抜かれたディテールと、機能性を兼ね備えたリアルクローズとして、多くのファッション愛好家から支持を集めています。

junhashimoto（ジュンハシモト）創業者：橋本淳

junhashimoto（ジュンハシモト）は、日本を代表するメンズファッションブランドとして、国内外で高い評価を受けています。

その成功の背後には、創業者でありデザイナーの橋本淳氏の情熱と革新的なアプローチがあります。

彼のキャリアやデザイン哲学は、ブランドの特徴と魅力を語る上で欠かせない要素です。

橋本淳の初期キャリア：ファッション業界の基礎を築く

橋本淳氏は徳島県出身で、地元のセレクトショップに勤務することでファッション業界への第一歩を踏み出しました。

この経験で培った商品知識や流行を読み解く力は、後のキャリアに大きな影響を与えます。

さらに、彼の視野は国内に留まらず、1996年には大阪のセレクトショップ「L’eclaireur（レクレルール）」でバイヤーとして活動を開始しました。

このショップはフランスの高級ブランドを扱う先鋭的なセレクトショップであり、彼はここで高級ファッションの世界を学びながら、業界の最前線での経験を積みました。

2000年にはイタリアへ渡り、「CARPE DIEM（CDIEM）」のデザイナー、マウリツィオ・アルティエリ氏の下で本格的な服作りを学びます。

この時期に得た知識と技術は、橋本氏のデザイン哲学に大きな影響を与えることになります。

特に、素材選びやパターンメイキングへのこだわり、無駄を削ぎ落としたミニマルなデザインは、この時期に形成されました。

wjkの成功とjunhashimoto（ジュンハシモト）設立の背景

2003年、イタリアでの経験を経て帰国した橋本氏は、翌年に自身のブランド「wjk」を設立します。

wjkでは、ミリタリーウェアをベースに、ラグジュアリーファッションとして昇華させたアイテムを展開。

機能性とデザイン性を兼ね備えたそのプロダクトは、日本のファッション業界で注目を集め、一躍トップデザイナーの仲間入りを果たしました。

しかし、橋本氏は2008年にwjkを離れ、新たな挑戦として「junhashimoto（ジュンハシモト）」を立ち上げます。

このブランドの理念は、リアルクローズとして日常に馴染む服作りを追求することにありました。

彼は「シンプルさと機能性の融合」をキーワードに掲げ、日本人の体型やライフスタイルに合った洗練されたアイテムを次々と発表します。

2009年秋冬コレクションより本格的にスタートしたjunhashimoto（ジュンハシモト）は、瞬く間に日本のファッションシーンで存在感を放つブランドへと成長しました。

その後、表参道ヒルズをはじめ、全国の主要都市に店舗を展開し、多くのファッション愛好家を魅了しています。

橋本淳のデザイン哲学：シンプルさの中に宿る美学

橋本氏のデザイン哲学の中心にあるのは、「シンプルさ」と「機能性」の融合です。

彼は、「服は着る人のライフスタイルを豊かにするツールであるべき」という考えのもと、無駄な装飾を省きながらも、素材やシルエットに徹底的にこだわっています。

例えば、junhashimoto（ジュンハシモト）の代表的なアイテム「STAND COLLAR COAT」は、装飾を極力抑えたデザインながら、上質な素材と緻密に計算されたシルエットが特徴です。

このようなアイテムは、どんなシーンでも自然と馴染むだけでなく、着用者の魅力を引き立てる効果があります。

また、橋本氏はパターンメイキングにも特別なこだわりを持っています。

肩やウエストラインのフィット感、着用時のシルエットの美しさなど、ディテールへの配慮が随所に見られます。

これにより、junhashimoto（ジュンハシモト）の服は「着心地の良さ」と「見た目の美しさ」を両立するアイテムとして高い評価を受けています。

革新と挑戦を続けるデザイナー

橋本氏の創造性は、デザインだけでなくブランド運営にも表れています。

junhashimoto（ジュンハシモト）は、ファッションと機能性を組み合わせたアイテムを提案し続けるだけでなく、リサイクル素材の活用やサステイナブルな取り組みにも注力しています。

こうした姿勢は、現代の消費者ニーズに応えるものであり、ファッション業界の未来を見据えた先見性のある行動と言えるでしょう。

橋本淳氏は、イタリアでの経験を通じて得た高い技術と哲学をもとに、junhashimoto（ジュンハシモト）を設立しました。

そのブランドは、シンプルさと機能性を追求したデザインで、多くのファッション愛好家から支持を集めています。

彼のデザインは、服を単なる衣服としてではなく、着る人のライフスタイルや個性を引き立てる“ツール”として捉える視点が反映されています。

これからもjunhashimoto（ジュンハシモト）は、橋本氏の理念のもと、新しい価値観を持つアイテムを世に送り出し続けることでしょう。

junhashimoto（ジュンハシモト）のデザインの特徴とスタイル

junhashimoto（ジュンハシモト）は、創業以来「シンプルでありながらエレガント」という哲学を貫き、日本国内外で高い評価を得ているメンズファッションブランドです。

そのデザインには、創業者である橋本淳氏のセンスと経験が凝縮されており、現代の都市生活に寄り添った機能性と美しさが見事に融合しています。

シンプルさの中に宿る洗練された美学

junhashimoto（ジュンハシモト）のデザインは、シンプルであることが最大の魅力です。

ただし、そのシンプルさは単なる無装飾ではなく、計算し尽くされたディテールの上に成り立っています。

例えば、ブランドの代表的な「STAND COLLAR COAT」は、極限まで装飾を削ぎ落としながらも、襟の高さやボタン位置に独自の工夫を凝らし、洗練された印象を与えています。

装い全体を引き締めるデザインであり、ビジネスからカジュアルまで幅広いシーンで活躍する一着です。

また、ディテールの美しさは、着用者自身のスタイルを引き立てる要素として機能します。

たとえシンプルなデザインでも、身につけたときにスタイル全体が引き締まり、魅力的なシルエットを生み出します。

独自のシルエットとパターンメイキング

junhashimoto（ジュンハシモト）が特にこだわるのは、シルエットの美しさです。

独自のパターンメイキングにより、着用者の体型を美しく見せる工夫が随所に見られます。

肩のラインやウエスト周りのフィット感は、日本人の体型を考慮した設計になっており、誰でも自然にスタイリッシュな印象を与えられるのが特徴です。

高品質な素材へのこだわり

junhashimoto（ジュンハシモト）のもう一つの特徴は、素材選びへの徹底したこだわりです。

天然素材から最新のテクニカルファブリックまで、用途に応じた最適な素材を採用しています。

その一例が、「WRAP COAT」に使用されているカシミヤ混のウールです。

この素材は、上品な光沢感と柔らかさを持ちながら、耐久性や保温性にも優れています。

また、ブランドは環境への配慮も欠かしません。最新のリサイクル素材やサステイナブルな生地を積極的に取り入れることで、現代的な課題にも向き合っています。

高品質でありながらも地球に優しい取り組みは、時代を先取りするjunhashimoto（ジュンハシモト）の姿勢を象徴しています。

ミリタリーウェアをラグジュアリーに昇華

junhashimoto（ジュンハシモト）は、ミリタリーウェアの要素を巧みに取り入れています。

ただし、それは伝統的なスタイルをそのまま模倣するのではなく、現代の都市生活に適した形で再構築されています。

たとえば、「CUT-OFF P COAT」は、クラシックなピーコートのデザインにカットオフ加工を施し、エッジの効いた個性的な印象を与えます。

さらに、ブランドのミリタリーテイストは、無骨さを残しつつも洗練された仕上がりになっている点が特徴です。

これにより、アクティブな男性のライフスタイルにも、フォーマルなシーンにも対応できる汎用性の高いアイテムが提供されています。

カラーとディテールの多様性

junhashimoto（ジュンハシモト）は、ベーシックなカラーにとどまらず、独自性のあるカラーパレットを採用しています。

たとえば、落ち着いたトーンのグレーやブラックに加えて、マスタードイエローやダークグリーンなどのアクセントカラーを取り入れることで、他にはない新鮮なスタイルを提案しています。

これにより、シンプルなコーディネートの中にも個性を表現できるのが魅力です。

また、細部へのこだわりも特筆すべきポイントです。

ポケットの配置やジッパーの形状、ボタンのデザインなど、目に見えにくい部分にも工夫が施されています。

これらのディテールが、junhashimoto（ジュンハシモト）のアイテムに独自の魅力をもたらしています。

junhashimoto（ジュンハシモト）は、シンプルで機能的なデザインを基盤としながらも、シルエットや素材、カラーに対する高いこだわりを持つブランドです。

着用者のスタイルを引き立てる計算されたディテールや、現代のライフスタイルに適したミリタリー要素の再構築など、その特徴は多岐にわたります。

junhashimoto（ジュンハシモト）のアイテムは、ただ身につけるだけでなく、着用する人の魅力を最大限に引き出す“道具”として機能します。

まとめ：junhashimoto（ジュンハシモト）ブランドリリース

junhashimoto（ジュンハシモト）は、シンプルながら洗練されたデザインと高い機能性を併せ持つ、日本を代表するメンズファッションブランドです。

その特徴は、着る人の体型を美しく引き立てる計算されたシルエット、高品質な素材選び、そしてミリタリーウェアの要素を巧みに取り入れたデザインにあります。

また、実用性と美しさを両立させたアイテムは、日常のさまざまなシーンで活躍すること間違いありません。

junhashimoto（ジュンハシモト）のアイテムは、ただの衣服ではなく、着用者のスタイルや魅力を最大限に引き出すための“ツール”と言えるでしょう。

この記事を通じて、その魅力や特徴に触れていただき、junhashimoto（ジュンハシモト）の世界観をより深く感じていただければ幸いです。

PROFILE

IDEALVINCIメンズファッション専門WEBライター

古着屋「BUYER'S GARMENT」を運営する元メンズアパレルデザイナー。
セレクトショップのECサイト運用担当後、WEBマーケティング業界に従事し、事業部長などのキャリアを経験。

起業後は「サーフ」「アウトドア」「スポーツ」「ストリート」などのアクティブなメンズファッションやライフスタイル情報を発信するIDEALVINCI専属ブロガーとしても活躍。「メンズ古着」「リユースファッション」などの情報も発信。