東京発のストリートブランドとして注目を集める「BlackEyePatch(ブラックアイパッチ)」。そのデザインには日本語ロゴやストリートカルチャーからのインスピレーションが色濃く反映されており、国内外で高い評価を得ています。
また、グラフィックデザインやコラボレーション、素材へのこだわりなど、独自のスタイルを確立し続ける姿勢がファンを魅了しています。
この記事では、そんなBlackEyePatch(ブラックアイパッチ)の起源と歴史、デザインの特徴とスタイルについて詳しくご紹介します。
目次
BlackEyePatch(ブラックアイパッチ)の起源と歴史
BlackEyePatch(ブラックアイパッチ)は、東京を拠点とする日本のストリートファッションブランドであり、その起源と歴史は独特で興味深いものです。
ブランドの起源
BlackEyePatch(ブラックアイパッチ)は、2013年頃から活動を開始しました。
当初はブランドロゴをあしらったステッカーを制作し、東京の街中に貼り出すという手法で注目を集め、「謎のステッカー集団」と称されていました。
このステッカー文化は、グラフィティアートやヒップホップなどのユースカルチャーに影響を受けたものであり、ブランドのアイデンティティ形成に大きな役割を果たしました。
フルコレクションの展開
2015年秋冬シーズンから、BlackEyePatch(ブラックアイパッチ)はフルラインナップのコレクションを発表し、本格的なアパレルブランドとしての活動を開始しました。
デザイナーの情報は非公開とされており、ブランドの詳細については謎に包まれていますが、その独自性と高いデザイン性で注目を集めています。
初のファッションショー
2017年には、Amazon Fashion WeekのAT TOKYOプログラムに参加し、観世能楽堂で初のファッションショーを開催しました。
このショーでは、モデルやスケートボーダーと共に、沖縄の旧車會「儀間隊」が出演し、バイクの轟音と共に幕を開けるという大胆な演出が話題を呼びました。
コラボレーションと多彩な活動
BlackEyePatch(ブラックアイパッチ)は、音楽シーンとの深い関わりを持ち、舐達麻やAwich、ゆるふわギャングなどの日本のラッパーとのコラボレーションで知られています。
また、写真集の制作やアートショーの企画など、ファッション以外の分野でも多彩なプロジェクトを手掛けています。
ブランドのアイデンティティ
ブランドのトレードマークである「取扱注意」の漢字ロゴは、グラフィティライターたちが業務用のラベルをステッカーの代用として用いる文化に由来しています。
このような独自のデザインと東京のストリートカルチャーを反映したアイテム展開により、国内外で高い評価を得ています。
旗艦店の移転
2023年には、渋谷の宇田川町にあった旗艦店を原宿のとんちゃん通りに移転し、新たな拠点として再スタートを切りました。
2フロア構成の店内には、シーズンごとのコレクションやコラボレーションアイテムが並び、ブランドの世界観を体現しています。
BlackEyePatch(ブラックアイパッチ)は、その独自のアプローチと東京のストリートカルチャーへの深い理解を背景に、今後もさらなる発展が期待されるブランドです。
BlackEyePatch(ブラックアイパッチ)デザインの特徴とスタイル
BlackEyePatch(ブラックアイパッチ)は、東京発のストリートブランドとして、その独自のデザインとスタイルで注目を集めています。
以下に、同ブランドのデザインの特徴とスタイルについて詳しく解説します。
グラフィックデザインとロゴの活用
BlackEyePatch(ブラックアイパッチ)のデザインにおいて、グラフィックデザインは中心的な役割を果たしています。
特に、「取扱注意」や「黒眼帯」といった日本語のフレーズを大胆に取り入れたロゴデザインが特徴的です。
これらの日本語ロゴは、国内外で高い評価を受けており、ブランドのアイデンティティを強く打ち出しています。
ストリートカルチャーからのインスピレーション
ブランドのデザインは、東京のストリートカルチャーやヒップホップシーンから多大な影響を受けています。
ナイロン素材のセットアップや、グラフィティアートをモチーフにしたデザイン、車のエンブレム風のロゴなど、多彩な要素を取り入れています。これらのデザインは、ストリートファッションのエッセンスを巧みに反映しています。
多彩なコラボレーション
BlackEyePatch(ブラックアイパッチ)は、他ブランドやアーティストとのコラボレーションにも積極的です。
例えば、スポーツブランドのChampionとのコラボでは、Cロゴを「EYE」に見立てた独特のデザインを展開しました。
また、音楽シーンのアーティストとも協業し、限定アイテムを発表するなど、その活動は多岐にわたります。
最新コレクションの特徴
2024年秋コレクションでは、ブラックのレオパード柄をあしらったメッシュジャージや、100円玉風のペンダントトップなど、独創的なアイテムがラインアップされています。
これらのアイテムは、ブランドの持つ遊び心と独自性を強調しています。
素材とシルエットへのこだわり
BlackEyePatch(ブラックアイパッチ)のアイテムは、素材選びやシルエットにもこだわりが見られます。
例えば、ウィメンズ向けのクロップドフーディーでは、レオパード柄のロゴを配し、短めの着丈で女性らしさを演出しています。
また、裏毛素材を使用したスウェットトップなど、着心地とデザイン性を両立させたアイテムも展開しています。
店舗展開とブランドの世界観
2023年には、旗艦店を渋谷から原宿のとんちゃん通りに移転し、2フロア構成の店内でシーズンごとのコレクションやコラボアイテムを展開しています。
この店舗は、ブランドの世界観を体現する空間として、多くのファンに支持されています。
総じて、BlackEyePatch(ブラックアイパッチ)は、日本語のロゴやストリートカルチャーからのインスピレーション、多彩なコラボレーションを通じて、独自のデザインとスタイルを確立しています。
その独創的なアプローチは、国内外のファッションシーンで高く評価されています。
まとめ:BlackEyePatch(ブラックアイパッチ) ブランドリリース
BlackEyePatch(ブラックアイパッチ)は、東京のストリートカルチャーを背景に独自のデザインとスタイルを展開するブランドです。
日本語ロゴやグラフィティを彷彿とさせるグラフィックデザイン、ストリートカルチャーからの多彩なインスピレーション、さらにはアーティストやブランドとのコラボレーションを通じて、唯一無二の存在感を放っています。
また、素材やシルエットにも細部までこだわりを見せ、日常使いから特別な場面まで幅広く活躍するアイテムを提供しています。
国内外で注目されるBlackEyePatch(ブラックアイパッチ)のアイテムは、ストリートファッションの枠を超えて、新たなファッションの可能性を切り開いています。
PROFILE
- 古着屋「BUYER'S GARMENT」を運営する元メンズアパレルデザイナー。
セレクトショップのECサイト運用担当後、WEBマーケティング業界に従事し、事業部長などのキャリアを経験。
起業後は「サーフ」「アウトドア」「スポーツ」「ストリート」などのアクティブなメンズファッションやライフスタイル情報を発信するIDEALVINCI専属ブロガーとしても活躍。「メンズ古着」「リユースファッション」などの情報も発信。