ニューバランスのスニーカーは、機能性とデザイン性を兼ね備え、幅広い層から支持されています。
特に有名人やインフルエンサーたちは、ニューバランスを使った様々なコーディネートを披露し、ファッションシーンに大きな影響を与えています。
この記事では、ニューバランスのスニーカーを取り入れたスタイリッシュなコーディネート例を、有名人やインフルエンサーの実例とともにご紹介します。
目次
New Balanceとストリートファッションの魅力
ストリートファッションでのNew Balanceの立ち位置
New Balanceは、アメリカ発祥のブランドであり、そのクラシックなデザインと快適な履き心地で世界中のファッション愛好者から支持を受けています。
特に日本のストリートファッションシーンにおいては、定番アイテムとしての地位を確立しており、ヒップホップカルチャーやスケートカルチャーなど、さまざまなストリートスタイルに溶け込んでいます。
人気モデルとストリートシーンでの位置づけ
New Balanceの中でも、990シリーズや2002R、550といったモデルは、特にストリートシーンでの人気が高いです。
これらのモデルは、機能性とデザイン性を兼ね備え、スポーティなスタイルからカジュアルな着こなしまで幅広く対応できることが特徴です。
例えば、990シリーズはクラシックなデザインと高い履き心地を持ち合わせており、タウンユースからアウトドアシーンまで幅広く使用されています。
また、2002Rは「ボリューム感のあるシルエット」と「テックなデザイン」が特徴で、アーバンスタイルにマッチしやすく、特にファッション感度の高い層に支持されています。
大人のストリートスタイルに最適なアイテム
New Balanceのスニーカーは、スポーティでありながら洗練されたデザインが特徴で、大人のストリートファッションにも取り入れやすいアイテムです。
特にスエード素材のモデルは、シンプルかつ上品な印象を与え、カジュアルコーデにもモードスタイルにも合わせやすいのが魅力です。
なぜNew Balanceが選ばれるのか
他のスニーカーブランドと比較して、New Balanceはその「履き心地」と「品質の高さ」が選ばれる理由です。
スニーカーのソールに使われる「ABZORB」や「ENCAP」などの技術は、快適なクッション性を提供し、長時間の着用でも疲れにくいとされています。
これらの機能性と、ストリートシーンでも映えるスタイリッシュなデザインが、幅広い年代からの支持を集めています。
New Balanceとストリートファッションの歴史
New Balanceの誕生とランニングシューズの進化
New Balanceは、1906年にアーチサポートを専門とするブランドとして設立されましたが、ストリートファッションに影響を与えるまでには長い時間を要しました。
特に、1970年代から1980年代にかけて、ランニングシューズとしての技術革新が進み、ブランドとしての知名度を急激に高めました。
1972年にジェームス・S・デービスが会社を買収し、彼の開発した「インステップレーシングシステム」が高い評価を得て、M320などのモデルがランニング界で成功を収めました。
ストリートシーンへの進出
1980年代に登場したM990は、ランニングシューズとして開発されたにも関わらず、その機能性とデザイン性からストリートシーンでも人気を博しました。
特に「1000点満点中990点」というキャッチコピーで広告されたことから、その品質の高さが際立ち、ストリートファッション愛好者やアスリートだけでなく、一般の消費者からも支持を集めることになりました。
これが、ストリートファッションでNew Balanceが注目されるきっかけとなりました。
スティーブ・ジョブズとNew Balanceの関係
New Balanceの人気は、スティーブ・ジョブズが自身のアイコン的なスタイルとしてM991やM992を愛用していたことも大きな要因です。
ジョブズが黒のタートルネックとともにNew Balanceを履いていた姿は、世界中に知られるようになり、これがファッションアイコンとしての地位を確立する一助となりました。
このように、ビジネスシーンでも注目されるようになり、ストリートファッションだけでなく、幅広い層に支持されるようになりました。
日本のストリートファッションへの影響
日本においても、New Balanceは1990年代に入るとストリートファッションの象徴的な存在となりました。
特に1990年代後半には、藤原ヒロシやスチャダラパーといったストリートカルチャーのアイコンたちがNew Balanceを取り入れたことで、より一層注目を浴びるようになりました。
M576やM996といったモデルが、クラシックなデザインと優れた機能性で人気を集め、日本のファッションシーンにおいても定番アイテムとしての地位を確立しました。
New Balanceは、ランニングシューズの技術革新を背景に誕生し、その機能性とデザイン性からストリートファッションの世界に自然と進出してきました。
特に990シリーズや996シリーズは、ストリートカルチャーとの相性が良く、日本を含む世界中で多くのファンを獲得しています。
これらの歴史的な背景を踏まえ、New Balanceは今後もストリートファッションに欠かせないブランドであり続けるでしょう。
New Balanceの代表的なモデルと特徴
M990シリーズ
M990シリーズは、New Balanceの中で最も代表的なモデルの一つであり、1982年に初代モデルが登場して以来、現在まで続くロングセラーモデルです。
M990は「1000点満点中990点」というキャッチフレーズで、その高い品質と履き心地をアピールしました。
ミッドソールには「ENCAP(エンキャップ)」というテクノロジーを採用し、優れたクッション性と安定性を実現しています。
M990シリーズはその後、さまざまなバージョンを展開し、最新の「M990v6」では、アンクル部分にフィット感を向上させるTPUストラップが採用され、さらに軽量で高いクッション性を誇る「アクティバライト」素材をミッドソールに搭載しています。
M1400シリーズ
M1400は、元々は1980年代に登場する予定でしたが、製造コストの問題で一時中止となりました。
その後、1994年に満を持してリリースされ、現在でも「MADE IN USA」のモデルとして人気を誇っています。
M1300をベースに、ぽってりとしたシルエットと高い履き心地が特徴です。
30代から50代の男性に特に人気があり、カジュアルからビジネスシーンまで幅広く活用できるモデルです。
M1500シリーズ
1989年に登場したM1500は、「チビN」と呼ばれる小さなNロゴが特徴的なモデルです。
ミッドソールに「一体型ミッドソール」を初採用し、当時の最先端技術を駆使して開発されました。
ハイテク感のあるデザインで、現在でもUK製の復刻モデルが発売されるなど根強い人気を誇ります。
M998シリーズ
M998は1993年に登場し、初めて「アブゾーブ」というクッション素材を採用したモデルです。
衝撃吸収性と反発性に優れ、足入れ感も良好なため、ランニングシューズとしても高い評価を受けています。
また、アッパーのデザインはレトロな雰囲気を持ちつつ、先進技術を融合させたモデルで、トラディショナルとモダンのバランスが魅力です。
M997シリーズ
1991年に登場したM997は、技術的に難しいとされていた「エンキャップミッドソール」の一体成型化に成功し、話題を集めたモデルです。
シャープなトゥとボリューム感のあるミッドソールが特徴で、耐久性とクッション性のバランスに優れ、ストリートファッションにも適しています。
特にアウトソールには「XAR1000」というカーボン素材が採用され、耐摩耗性が向上しています。
M574シリーズ
M574は、1988年に登場したニューバランスを代表するアイコニックなモデルです。
リーズナブルな価格帯と、クラシックなデザインが特徴で、普段履きからストリートスタイルまで幅広く活躍します。
特に「ENCAPミッドソール」を採用し、安定性とクッション性を備えた高いパフォーマンスが支持されています。
New Balanceを使ったメンズストリートコーディネートのポイント
シューズ選びで印象を決める
New Balanceのスニーカーは、シンプルなコーディネートの中でアクセントとして機能します。
例えば、M1700やM990などのグレーカラーのモデルは、暗めのトーンでまとめたスタイルに抜け感を与え、バランスの取れた印象を作り出します。
特に、カーキやベージュといったアースカラーのアイテムと合わせると、大人のカジュアルスタイルが完成します。
シルエットを意識したコーディネート
ストリートファッションでは、全体のシルエットが重要です。
ボリュームのあるスニーカーには、細めのパンツを合わせて足元を引き締めたり、逆にオーバーサイズのトップスとワイドパンツを組み合わせて、YラインやIラインを意識したコーディネートが効果的です。
ダボっとしすぎないよう、シルエットにメリハリをつけることがポイントです。
モノトーンカラーで大人っぽく演出
モノトーンカラーをベースにしたコーディネートは、落ち着いた大人のストリートスタイルを演出します。
白、黒、グレーを基調としたシンプルなアイテムとNew Balanceのスニーカーを組み合わせることで、クールで洗練された雰囲気を作り出します。
例えば、黒のカーゴパンツやグレートップスにM990を合わせると、モード感のあるストリートスタイルが完成します。
小物使いでコーディネートを引き立てる
ストリートファッションでは、小物の選び方も重要です。キャップやバケットハット、チェーンネックレスなど、アクセントとなる小物をプラスすると、シンプルなコーディネートに立体感が出て、よりストリート感を演出できます。
特に、派手なデザインの小物を取り入れることで、無彩色のコーディネートにも個性を出すことができます。
季節に応じたアイテム選び
季節に応じた素材やアイテムの選び方も大切です。
例えば、冬にはオーバーサイズのダウンジャケットやボアジャケットを取り入れ、ボリュームのあるシルエットを作り、パンツは細めにしてバランスを取るとおしゃれ度がアップします。
夏には、シンプルなTシャツやショーツにカラフルなNew Balanceを合わせて、リラックス感のあるスタイルを楽しむのもおすすめです。
これらのポイントを押さえた上で、自分らしいスタイルを見つけていくことで、New Balanceを使ったメンズストリートコーディネートをより楽しむことができます。
季節別コーディネートの提案
春・夏コーディネート
軽やかな素材と明るい色を取り入れる 春夏のコーディネートには、涼しげな素材のリネンパンツや明るいトーンのポロシャツを組み合わせると良いでしょう。
例えば、ライトカラーのリネンパンツにブラックのNew Balanceを合わせることで、全体を引き締めることができます。
シンプルなデザインのスニーカーは、清潔感とカジュアルさを両立させるため、休日スタイルにも最適です。
秋コーディネート
深みのある色と重厚感のある素材を活用 秋には、カーキやベージュなどのアースカラーを取り入れたコーディネートが効果的です。
例えば、カーキのミリタリージャケットにデニムを合わせ、足元にグレーのNew Balanceを選ぶと、落ち着きのある大人のカジュアルスタイルが完成します。
また、チェックシャツやニットなど、秋らしい素材感のアイテムと組み合わせることで、季節感を強調できます。
冬コーディネート
重ね着でボリューム感を演出 冬はダウンジャケットやボアジャケットを使ったレイヤードスタイルがおすすめです。
トップスにはボリューム感のあるアイテムを選び、ボトムスには細めのパンツを合わせると、全体のバランスが整います。
ダークトーンのNew Balanceと合わせると、シンプルでありながらおしゃれな冬のストリートスタイルを作り上げることができます。
オールシーズン対応
モノトーンでシックにまとめる どの季節にも対応できるコーディネートとして、モノトーンを基調としたスタイルが挙げられます。
黒やグレーのNew Balanceを選び、トップスやボトムスも同じトーンで揃えることで、クールで落ち着いた印象を与えることができます。
特にシンプルなデザインのスニーカーは、カジュアルからモードまで幅広いスタイルに対応できる万能アイテムです。
コーディネートに使える小物やアクセサリーの提案
キャップ&グローブ
New Balanceのキャップは、スポーティでありながらシンプルなデザインが特徴で、どんなコーディネートにも合わせやすいです。
特に、5パネルキャップやランニング用キャップは、ストリートファッションのアクセントとして最適です。
冬には手袋をプラスして、寒さ対策とおしゃれを両立させることができます。
バッグ類
バックパックやクロスボディバッグは、機能性とデザイン性を兼ね備えており、New Balanceのシューズと合わせることで統一感を演出できます。
キャンバスやナイロン素材のアイテムは、カジュアルなストリートコーデにぴったりです。
特に、キルト素材のバッグは、シンプルなコーディネートに取り入れることでアクセントを加えられます。
ソックス&シューレース
シューズとの相性を考えたソックスやシューレースも、コーディネートを引き立てる重要なポイントです。
カラーや柄を工夫することで、足元に遊び心をプラスできます。
特に、ニューバランスのソックスはクッション性が高く、快適な履き心地を提供しつつ、おしゃれ度をアップさせます。
ランニングスマートフォンポーチ
アクティブなスタイルには、ランニング用のスマートフォンポーチが便利です。
見た目にもスマートで、スポーティな雰囲気を演出できるため、トレンドのアスレジャースタイルにもマッチします。
これらの小物やアクセサリーを活用して、New Balanceのコーディネートをより魅力的に仕上げましょう。
New Balanceを使ったおすすめのブランドとのコラボアイテム
JJJJound × New Balance
カナダのデザインスタジオ「JJJJound」とのコラボは、ミニマルで上品なデザインが特徴です。
2023年にリリースされた「2002R GORE-TEX」は、雨天対応の機能性を備えつつも洗練されたデザインで、ファッション好きに注目されました。
ニューバランスの特徴的なシルエットと、JJJJoundの落ち着いたカラーパレットが絶妙にマッチしています。
Stone Island × New Balance
イタリアの高級ブランド「Stone Island」とのコラボは、ミリタリーテイストを取り入れたエクスクルーシブなアイテムが特徴です。
2023年の「991v2」は、スマートなシルエットに加え、素材感やカラーバランスにこだわり、ラグジュアリー感を漂わせるデザインとなっています。
限定店舗での発売という希少性もあり、コレクターからの人気も高いです。
Aime Leon Dore × New Balance
ニューヨークの人気ブランド「Aime Leon Dore」とのコラボは、クラシックなランニングシューズ「1906」をベースに、レトロな雰囲気を現代風にアレンジしたモデルが特徴です。
シンプルでありながら、色使いやディテールにこだわったデザインは、大人のストリートファッションに最適です。
Carhartt WIP × New Balance
ワークウェアブランド「Carhartt WIP」とのコラボレーションでは、定番の「990v6」がベースとなり、程よいボリューム感とクラフト感のあるデザインが特徴です。
ワークスタイルとストリートファッションを融合させたモデルで、耐久性とデザイン性のバランスが取れており、日常使いにも適しています。
Levi's × New Balance
アメリカの老舗ブランド「Levi's」とのコラボは、デニムとニューバランスの組み合わせが目を引きます。
2023年にリリースされた「580v2」は、アウトドアシーンでも活躍するトレイルランモデルをベースに、デニム素材とニューバランスの技術を融合させたデザインが特徴です。
タフなルックスでありながらも、デニムパンツとの相性が抜群です。
これらのコラボモデルは、各ブランドの個性をニューバランスの技術とデザインに取り入れ、独自の魅力を放っています。
希少価値が高く、ファッションアイテムとしても注目を集めているため、自分のスタイルに合った一足を見つけることができるでしょう。
有名人やインフルエンサーのコーディネート例
髙島 涼さん(ファッションインフルエンサー)
髙島さんは、ニューバランス「990」シリーズの熱心なファンで、特に「JJJJound」とのコラボモデルがお気に入りです。
彼のスタイリングでは、ブラックのv4モデルをシンプルなカジュアルコーデに取り入れています。
ゴム製のシューレースやネイビーのメッシュのディテールがさりげないアクセントとなっており、シックで洗練された大人のスタイルを演出しています。
加藤 忠幸さん(ビームスディレクター)
ビームスの「SSZ」ブランドディレクターである加藤さんは、サーフィンやスケートをライフスタイルに取り入れており、エンジニアドガーメンツとのコラボモデル「990」を愛用しています。
異なる素材を同系色で組み合わせたデザインが特徴で、着込むほどに味わいが増す「経年変化」を楽しんでいます。
加藤さんは、日本の伝統的な服作りとニューバランスのデザイン哲学に共感していることから、特に990シリーズに魅力を感じているようです。
荒木 大輔さん(スタイリスト)
荒木さんは、ミュージシャンや俳優のスタイリングを手掛ける一方で、日常的にもニューバランス「990」を愛用しています。
特に、シンプルな装いにネイビーの990を合わせることで、全体に爽やかさをプラスするコーディネートを得意としています。
荒木さんは、990を「一軍スニーカー」として重宝しており、カジュアルからフォーマルまで幅広いスタイルに対応できると評価しています。
人気インフルエンサーのコーディネート例
例えば、ニューバランス「530」を使ったコーディネートでは、大人のきれいめスタイルとして、ジャケットを羽織り、スポーティな530を合わせることで、スタイリッシュなコーデを完成させています。
また、ミニスカートやY2Kスタイルと組み合わせるなど、異なるテイストをミックスさせるコーデも人気です。
530は高いファッション性と機能性を兼ね備えており、カジュアルからフェミニンまで多様なスタイルに対応できる万能アイテムです。
これらのコーディネート例を参考にすることで、ニューバランスを使ったおしゃれな着こなしを実践できるでしょう。
詳細なコーディネートや使用アイテムの情報は、各インフルエンサーのSNSや記事をチェックしてみてください。
まとめ:自分らしい着こなしを楽しめる万能スニーカー「ニューバランス」
この記事では、ニューバランスのスニーカーを使った有名人やインフルエンサーのコーディネート例を通じて、スタイリングのヒントをお伝えしました。
シンプルでありながら洗練されたデザインのニューバランスは、カジュアルからフォーマルまで幅広いスタイルに対応できる万能アイテムです。
髙島さんや加藤さん、荒木さんなど、ファッションに精通した方々がどのようにニューバランスを取り入れているかを参考に、自分らしい着こなしを見つけてみてください。
ニューバランスの魅力とともに、おしゃれなコーディネートを楽しむきっかけになれば幸いです。
PROFILE
- 古着屋「BUYER'S GARMENT」を運営する元メンズアパレルデザイナー。
セレクトショップのECサイト運用担当後、WEBマーケティング業界に従事し、事業部長などのキャリアを経験。
起業後は「サーフ」「アウトドア」「スポーツ」「ストリート」などのアクティブなメンズファッションやライフスタイル情報を発信するIDEALVINCI専属ブロガーとしても活躍。「メンズ古着」「リユースファッション」などの情報も発信。
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